「三矢の教え」の意味(語源由来)
【ことわざ】
三矢の教え
【読み方】
さんしのおしえ
【意味】
兄弟は力を合わせるべきだということ。
つまり、一人一人は弱くても、みんなで力を合わせれば強くなれるってことを、毛利元就さんが子供たちに教えたかったんやね。家族や仲間の絆の大切さを感じさせるいい話やな。
【語源・由来】
弓の矢が一本では簡単に折れるが、三本では折れにくいことから。
「三矢の教え」の解説
「三矢の教え」というのは、昔の日本の有名な武将、毛利元就さんが自分の子供たちに伝えた大切な教えのことなんだよ。
この教えの中で、元就さんはこんな風に説明しているんだ。1本の矢だと、折れちゃうのが簡単だけど、3本の矢を束ねたら、折るのはすごく難しいよね。これは、家族や仲間が一緒になれば強くなる、っていうことを教えてくれるんだ。
この「三矢の教え」は、彼の3人の息子たち(隆元、元春、隆景)に向けてのものだったんだけど、実はちょっとした驚きがあるの。実際の歴史の中では、毛利元就さんがこの「三矢の教え」っていう話をしたっていう記録はないんだ。でも、彼が書いた「三子教訓状」という手紙には、家族や仲間の結束の大切さを説いてる部分があるんだよ。ただ、この手紙には矢の話は書かれていないんだ。
でもね、この「三矢の教え」っていう話は、家族や友達、チームの結束の大切さを教えてくれるから、すごく素敵な教えだと思うよ!
「三矢の教え」の使い方
「三矢の教え」の例文
- 三矢の教えを守って家業を盛り立てていく。
- 少しでも多くの遺産を得るために、三矢の教えどころではない。骨肉の争いとなった。
- 兄弟仲良く、三矢の教えのように力を合わせれば何よりも強い。
- 一人一人は微力でも三矢の教えのごとく協力すれば、大概のことは何とかなる。
- 三矢の教えというが、兄弟がバラバラでは一族の崩壊につながる。今こそ結束するべきだ。
彼はこの教えを使って、三人の息子たちに結束の大切さを示したのだ。