「寸の金を切ることなし」の意味(語源由来)
【ことわざ】
寸の金を切ることなし
【読み方】
すんのかねをきることなし
【意味】
小さなことでも馬鹿にしていけないこと。
どんな小さいものでも、それなりの価値があるってことやな。
【語源・由来】
短い鉄を切るのは、長い鉄を切るより難しいことから。
「寸の金を切ることなし」の解説
「寸の金を切ることなし」ということわざは、小さいものであっても侮ってはいけない、という教訓を伝えているんだ。具体的には、短い鉄の棒を切ることが、長い鉄の棒を切るよりも難しいことからこのたとえが生まれたんだよ。
「寸」は約3センチメートルを指しており、このことわざでは、たとえ長さが「寸」程度の短い鉄であっても、それを切るのは容易ではないということを示しているんだ。これは、物の大きさや量に関わらず、どんな物事も侮らずに真剣に取り組むべきであるという考え方を表しているんだ。
例えば、小さな仕事や簡単に見えるタスクでも、それを侮ると思わぬ困難に直面することがあるよんだ。このことわざは、どんな物事も小さく見積もらないこと、そしてすべての仕事に最大限の注意と努力を払うことの大切さを教えてくれているんだね。物事を適切に評価し、すべてにおいて真剣に取り組むことの重要性を示している言葉なんだ。
「寸の金を切ることなし」の使い方
「寸の金を切ることなし」の例文
- 小さなことでも丁寧にやるべきだ。寸の金を切ることなしという。
- 些細な事でも疎かにすると過失につながるので、寸の金を切ることなしを戒めとする。
- 寸の金を切ることなしというから、どんなことも馬鹿にしない。
- 事件に大きいも小さいもない。寸の金を切ることなしといい、小さい事件だからと後回しにしては痛い目を見る。
- 瑣末なことでも注意すべきだ。寸の金を切ることなしで、瑣末なことほど注意が必要だったりする。
つまり、この表現は、大きさや外見に関わらず、全てのものにはそれぞれの価値があるということを教えているんだ。