「運は天に在り」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
運は天に在り
「鎧は胸にあり」「吾れが刀は質屋に在り」「牡丹餅は棚にあり」などとしゃれて続けることもある。
【読み方】うんはてんにあり
【意味】
天が運を決めるのであって人の力でどうこうすることはできない。結果は天が決めることなので、運を天に任せできるかぎりのことはやるという決意。
なるほど、それはつまり、結果は最終的には天の意志次第ってことやな。
だから、自分ができることは全力でやって、その上で結果は天にまかせるんやな。これは、自分の力ではどうしようもないことについて、天に任せる覚悟を決める言葉やな。
・命は天に在り
・運を天に任せる
・運否天賦
【英語】
No man can make his own hap.(だれも自分の運命は作れない)
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「運は天に在り」の解説
カンタン!解説
「運は天に在り」っていう表現はね、自分たちがどれだけ頑張っても、結果は結局天が決めるっていう意味なんだよ。でもそれは、だからと言って何もしなくていいっていう意味じゃないよ。
たとえばね、試験の前に一生懸命勉強をして、自分ができることは全てやったとしても、試験の結果は試験の日の調子や出題内容など、自分の手には負えない部分も影響するよね。それが「運」なんだ。その「運」は人間がどうこうできるものじゃなくて、天が決める部分が大きいんだよ。
でも、だからって適当にやってしまって、試験に落ちても「運が悪かったからしょうがない」なんて言うのはダメだよ。自分ができることはちゃんとやって、あとは運任せにする、それが「運は天に在り」っていう表現の教えなんだよ。
この表現は、自分の力で変えられない部分については過度に心配せず、自分ができることに全力を尽くすという、大切な考え方を教えてくれるんだね。
「運は天に在り」の使い方
健太くん。受験勉強をしないの?
運は天に在りだからやっても意味がない。
できる限りのことはやった上で、その結果を天に任せるという意味なのよ。
そうなの?結局努力は必要なのね。
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「運は天に在り」の例文
- 勝負には時の運というものがあり、運は天に在りというが努力して運をつかむこともまた可能だ。
- 運は天に在りと言った上杉謙信は、自分で道を切り開き自ら毘沙門天となって運を味方につけた。
- 最後の最後までがんばりぬく。あとは、運は天に在りでじっと結果を待つ。
- やれることはやったので運は天に在り、果報は寝て待て。
- 運は天に在りというが、成功に近づくためにできる限りのことはする。
したがって、自分ができることを全力で行い、その結果は天に任せるという覚悟を示す言葉なんだよ。