「麻の中の蓬」の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
麻の中の蓬
【読み方】
あさのなかのよもぎ
【意味】
善良な人と交われば、その感化を受けて善人になる。
良い環境にいると、自分も自然と良い行動をするようになるんやな。これは、「人は環境に影響を受ける」ってことを教えてくれるんやな。ええ友達と遊び、ええ人たちと接しようやな!
【語源・由来】
曲がりやすい蓬も、まっすぐに伸びる麻の中に生えればまっすぐに育つということ。
【出典】
「荀子」勧学の「蓬麻中に生ずれば扶 (たす) けざるも直し」
【類義語】
・善悪は友による(ぜんあくはともによる)
・朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
【対義語】
・藪の中の荊(やぶのなかのうばら)
【英語訳】
Keep good men company and you shall be of the number.
「麻の中の蓬」の解説
「麻の中の蓬」っていうことわざは、良い環境やいい人たちと一緒にいると、自然とその良さが自分にもうつって自分も良い行動をするようになるっていう意味だよ。
例えばね、友達がみんな勉強好きで、放課後も図書館で一緒に勉強していると、自分もその影響を受けて、自然と勉強するようになるんだよね。
「蓬」っていうのは、自然に曲がりやすい草のこと。「麻」はまっすぐに伸びる植物のことだよ。だから、「蓬」が「麻」の中に生えると、まわりの「麻」の影響を受けて、自然とまっすぐに伸びるんだよ。これがこのことわざの元になっている話なんだ。
だから、「麻の中の蓬」っていうのは、「良い環境や良い人たちと一緒にいると、自分もその良さを吸収して、自分自身も良い行動をするようになるよ」っていうことを教えているんだよね。だから、良い友達と一緒に過ごしたり、良い環境を作ることが大切なんだよ。
「麻の中の蓬」の使い方
「麻の中の蓬」の例文
- 子供を育てる環境には気をつけたほうがいい。麻の中の蓬というだろう。
- 彼は悪いことばかりくり返していたけれど、良い友達に巡り合えて勤勉で真面目な子になったね。まさに麻の中の蓬だ。
- 麻の中の蓬というように、一緒にいる仲間は良い人がいいと思うよ。
- 姉は学校へ行かずに、家にも帰って来ないことが多かったけれど、良い仲間と付き合うようになって人が変わったようだ。これは麻の中の蓬ということか。
- 麻の中の蓬ということもあるのだから、良い仲間と共に学校生活を送ることは大切だ。
まとめ
お互いに良いところを高め合えるような仲間と共に過ごせることは、とても大切なことですね。
今の行いがあまり良いとは言えなくても、麻の中の蓬ということもあります。
良い仲間の影響を受けて、悪を正すことができると良いですね。