【ことわざ】
知恵は小出しにせよ
【読み方】
ちえはこだしにせよ
【意味】
自分が持っている知恵を一度に出してしまっては、あとで苦境に立たされたときに打つ手がなくなってしまうので、その場その時に合わせて少しずつ披露することが賢明であるということ。
【語源・由来】
たくさんの知恵を持っていても、一度に使ってしまってはあとから困るので、周囲の情勢やなりゆきを見ながら知恵を少しずつ出すことがよいということ。
【類義語】
・知恵は小出し(ちえはこだし)
【対義語】
・知恵は出し使い金は儲け使い
【英語訳】
Tell not all you know, all you have, or all you can do.
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「知恵は小出しにせよ」の使い方
このチームを強くするために、いいアイディアがたくさんあるんだ。まずは有名な監督に来てもらうことと、優秀な選手を集めるといいと思うよ。その他には、新しい練習場を用意するのはどうだろう。
どれもお金がかかりそうで、実現するのはむずかしいわね。ほかにはなにかある?
もう、全ての案を発表してしまったよ。
知恵は小出しにせよということも、必要かもしれないわ。
「知恵は小出しにせよ」の例文
- 彼女は思いついたことをすぐに提案するけれど、なかなか採用されないという。知恵は小出しにせよということも、時には考えてみてはどうかと伝えた。
- どんなにいいアイディアがたくさんあったとしても、知恵は小出しにせよということを心がけておくことが大切だ。
まとめ
知恵は小出しにせよというように、状況を見極めながら少しずつ知恵を披露することは、とても賢い方法ですね。
苦境に立たされてしまったときに使える知恵も、しっかり残しておきたいものですね。