「他人の空似」の意味(語源由来)
【慣用句】
他人の空似
【読み方】
たにんのそらに
【意味】
まったく血のつながりがない者同士なのに、肉親であるかのように顔つきがよく似ていること。
「他人の空似」という言葉は、血縁関係がないにも関わらず、偶然にも非常によく似ている人がいることを指すんだ。
たまにほんまに血がつながってるんちゃうかってくらい似てる人おるよな。他人なのにそっくりやって、不思議な感じやわ。他人の空似って、そういうのをピッタリ表してる言葉やね。
全くの他人やのに、どうしてあんなに似てるんやろって思うこと、よくあるもんな。偶然にそっくりな人がいるっていうのは、なんか面白い現象やね。
【語源・由来】
「空」は「見せかけだけの」、「外見上だけの」の意味であることから。
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「他人の空似」の解説
カンタン!解説
「他人の空似」というのは、血のつながりが全くないのに、たまたまとてもよく似ている人がいることを言うんだ。これは、見た目や表情、仕草などが、まるで親戚や家族のように似ているけれど、実際には全く関係のない人同士のことを指しているよ。
たとえば、街を歩いていて、知らない人が自分の友達や家族にとても似ているのを見かけることがあるでしょう? そのような場合に「あの人、○○に他人の空似だね」というふうに使うんだ。それは、全くの偶然でそうなることが多いんだよ。
この表現は、人間がそれぞれ違った特徴を持っているにもかかわらず、世界にはとても似た人がいることに驚く時や、その奇妙な偶然を指摘する時に使われるんだ。それは、見た目の一致が驚きや興味を引く現象として捉えられているんだね。
「他人の空似」の使い方
昨日、ともこちゃんそっくりの人をゲームセンターで見かけたんだよ。でも、ともこちゃんがそんなところにいるわけがないって思って声をかけなかったんだけど。
声をかけなくてよかったわね。私じゃないわ。他人の空似よ。
ああ。よかったあ。恥ずかしい思いをするところだった。そういえば本物より少し可愛かった気がするよ。
なんですって。
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「他人の空似」の例文
- ふらりと入った喫茶店に有名女優にそっくりの人が居たが、あまりに普通にそこいるので他人の空似かと思ったが、本物だったようだ。
- 昨日、女の人と歩いているのを見たよと言われたので、他人の空似じゃないかなと胡麻化した。
- 友人に声をかけたが、「誰?」と言われたので、他人の空似かと思ったら、双子の弟だったらしい。
- 他人の空似かと思ったけど、近くで見ると、君たちそんなレベルじゃない位にそっくりだね、本当に血のつながりはないの?
- 去年死んだ友人とそっくりの人がそこに居て、思わず息を呑んだが、彼が生きているわけがないのだから他人の空似だとため息をついた。