「うっちゃりを食う」の意味(語源由来)
【慣用句】
うっちゃりを食う
【読み方】
うっちゃりをくう
【意味】
土壇場で形勢を逆転させること。ここぞという最後になってやられる。
「うっちゃりを食う」という表現は、ゲームや試合などの最後の場面で、一気に形勢が逆転してしまうことを指すんだよ。
つまり、試合で勝ってたのに、最後の最後で相手に逆転されてしまうことやな。
まあ、一番最後まで気を抜かんとあかんってことやな。どんなに勝っていても、最後に負けたらそれまでやもんな。
【語源由来】
「うっちゃり」は、相撲の決まり手の一つで、土俵際に追い詰められた力士が、体をひねって相手を土俵の外に投げ出すわざ。
【スポンサーリンク】
「うっちゃりを食う」の解説
カンタン!解説
「うっちゃりを食う」っていう表現はね、勝ちを確信していたのに、最後の最後で形勢が逆転されてしまうことを指すんだよ。
「うっちゃり」っていうのは、相撲の技の一つなんだ。この技は、力士が土俵際まで追い詰められて、負けそうになっているところから、急に体をひねって、逆に相手を土俵の外に投げ出すっていう驚きの逆転の技なんだ。
それを比喩的に使って、「うっちゃりを食う」という表現が生まれたんだ。つまり、思ってもみない意外な結果になってしまったり、予想外に状況が逆転したりすることを言うんだよ。
例えば、サッカーの試合で、試合終了間際に自分たちがリードしていて、勝ちを確信していたのに、最後の最後で相手にゴールを決められてしまうときなんかに、「うっちゃりを食った」と言うことができるね。
「うっちゃりを食う」の使い方
もう、絶対勝てると思ったのに、フェイントに引っかかって負けるなんて。うっちゃりを食うとはこのことだよ。
最後まで油断してはいけないってことよね。最後の最後であのフェイントを繰り出してくるなんて、敵は冷静だったわね。
そうだね。とても冷静で、勝ちに対して貪欲だったよ。
それくらいの気持ちじゃないと勝負に勝つことはできないって学ぶことができてよかったわね。
【スポンサーリンク】
「うっちゃりを食う」の例文
- 小さいころ夢中になって食べていた駄菓子を久しぶりに食べたが、うまくもまずくもなく、ただアミノ酸の味しかしなかったので、何となくうっちゃりを食わされたような気持ちだった。
- 彼は、何か自分には想像もつかない理由で、うっちゃりを食ったのだと思ったので、戦況を把握しようと少々慌てた。
- そのチームは、セ・リーグ優勝を果たし、日本シリーズでは、関西に本拠地を持つチームに三連敗しながらも、残りを四連勝と見事にうっちゃりを食わせて見せた。
- これをあげても良いよと彼に言われたのに、いざもらう時に、やっぱり使うかもしれないからやめたと言われると、うっちゃりを食わされた気持ちだ。
- ロスタイムで、うっちゃりを食わされたが、最後まであきらめない敵の姿勢はあっぱれだった。