「金湯の固きも粟に非ざれば守らず」の意味(出典)
【ことわざ】
金湯の固きも粟に非ざれば守らず
【読み方】
きんとうのかたきもぞくにあらざればまもらず
【意味】
どんなに堅固な城でも食糧が不足すると守り切れない。
「金湯」は、「金城湯池」の略。きわめて防備の堅固な城。「粟」は、食料の意。
「金湯の固きも粟に非ざれば守らず」ということわざは、どれだけ堅固な城でも、食料がなければ最後は守りきれない、という意味があるんだよ。
あのな、これはちょっと難しいけど、要するに「どんなにすごい城でも、お腹が空いたら意味ないってこと」やな。
城がすごくても、ごはんがなかったらみんな出て行っちゃう。すごい力や技術だけじゃ、結局続かないってことやね。最低限のもの、ここで言うと「ごはん」が大事やってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「魏書」
【スポンサーリンク】
「金湯の固きも粟に非ざれば守らず」の解説
カンタン!解説
「金湯の固きも粟に非ざれば守らず」という言葉は、要するに「食料がなければ、どれだけ強固な城でも守ることはできない」という意味を持っているよ。
「金湯」は「金城湯池」の略で、超強固な城を意味しているんだ。でも、この言葉を使って、いくら城が固くても、城の中に食料(この場合「粟」、つまり米や穀物)がなければ、兵士たちが飢えてしまって戦えなくなる、ということを強調しているの。だから、食料の大切さを示すための言葉として使われるんだね。
簡単に言えば、どんなに良い環境や条件が整っていても、基本的なものや必要なものが欠けていれば、それを維持するのは難しい、という意味が込められているよ。
「金湯の固きも粟に非ざれば守らず」の使い方
城って堅固だから、籠城することがよくあったんだって。
どれだけ堅固でも金湯の固きも粟に非ざれば守らずよね。
秘密の地下道でもないと餓死しちゃうよね。
餓死はつらいだろうな。
【スポンサーリンク】
「金湯の固きも粟に非ざれば守らず」の例文
- 金湯の固きも粟に非ざれば守らずというから、備蓄庫に食糧を蓄えておく。
- 核シェルターが売れているそうだが、うまく難を逃れても金湯の固きも粟に非ざれば守らずだ。放射線の影響が無くなるまでの食料となると膨大だ。
- 金湯の固きも粟に非ざれば守らずというから、侵攻されて戦地となっているあの国に食料を送る。
- 腹が減っては戦はできぬという。金湯の固きも粟に非ざれば守らずだ。
- 城に屋上庭園を作り野菜を育てる。金湯の固きも粟に非ざれば守らずというから、食料を供給できるようにする。