「薬より養生」の意味(英語)
【ことわざ】
薬より養生
【読み方】
くすりよりようじょう
【意味】
病気になって薬にたよるより、日ごろから養生して健康を保つように心がけよということ。
毎日ちゃんと食事をとったり、しっかり寝たり、運動したりすることが大事やってことやね。自分の体を大事にするのは、自分自身の手でできるんやな。
【英語】
Better wait on the cooks than the mediciners.(医者よりも料理人に仕えるほうがまし)
「薬より養生」の解説
「薬より養生」というのは、毎日の生活習慣や自分の体のケアが、病気になってからの薬を飲むよりもずっと大切だ、と言ってるんだよ。
例えば、毎日ちゃんと野菜を食べて、しっかり睡眠をとって、適度に運動することは、健康を保つためにとっても重要なんだ。それは、ちょっと風邪をひいたときに薬を飲むよりも、最初からそういった病気にならないように気をつけることの方が大切ってこと。
簡単に言えば、「健康のためには、毎日の生活の中でしっかりと体のケアをすることが大切!」っていう教えなんだよ。
「薬より養生」の使い方
「薬より養生」の例文
- ひどい病気をして初めて深刻(しんこく)に理解しました。薬より養生は本当に大事です。
- 業務継続計画をしっかり検討しておくべきです。薬より養生といいます、その時に備えておけば高い薬代を払うこともなく損失は最小限になります。
- 学生の健康維持ため格安朝食を提供するサービスを導入する大学が増えています。薬より養生なのでしょう、人にやさしいよいサービスだと思います。
- 薬より養生というが、規則正しく生活するのはなかなか大変です。特にストレス社会においてはそれ自体がストレスになる可能性もあります。
まとめ
健康であることのはありがさは普段は気がつきません。その健康とはなんでしょう。世界保健機関(WHO)憲章には「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.」(仮訳:健康とは、単に病気ではない、虚弱(きょじゃく)や無気力じゃないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。)と定義されています。いつかそんな世界になればいいと思いながらも、そう簡単にはいきそうもない現実が多くありますね。せめて自分のことは薬より養生に努めてみようと思います。