「腹が黒い」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
腹が黒い
【読み方】
はらがくろい
【意味】
意地が悪くて心の中で良くないことを考えたり悪いことをたくらんでいること。
「腹黒い」という表現は、人の内心が陰険で、何か悪だくみを持っているような状態を表すんだよ。
それはつまり、人の顔と心が違う、つまり表向きはにこやかやけど、心の中には何か悪い考えを隠してるってことやな。見た目と中身が違う、そんな人を指して「腹黒い」って言うんやな。
こういう人は気をつけなアカンねんて、教えてくれてるんやろな。
【類義語】
腹黒い
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「腹が黒い」の語源由来
由来を簡単に説明!
「腹が黒い」という表現は、「人が何か悪いことを考えていて、それを他人に隠している」状態を指す言葉なんだ。それはどうしてかというと、「サヨリ」という魚が関係しているんだ。
サヨリは外見は美しいんだけど、実際にはその腹部を開くと中は黒い膜で覆われているんだ。つまり、見た目は清潔で美しいけれど、内部は黒いという特徴がある。この特徴から、「見た目は良いけれども、内面(腹)は黒い」という状態を指す言葉として「腹が黒い」が生まれたと考えられているんだ。
また、日本神話に登場する女神、イザナミのエピソードも「腹が黒い」の語源の一つとされているよ。イザナミは一部の話で不吉な存在とされており、その特性が「腹が黒い」の表現に影響を与えたとも言われているんだ。
さらに、「腹が黒い」という表現は江戸時代の文献「安斎随筆」にも見られることから、少なくともその頃から使われていたという事が分かるね。
だから、「腹が黒い」という言葉を使うときは、その歴史的な背景と意味を理解した上で、適切な状況で使うように気をつけてね。
「腹が黒い」の使い方
もしかしたらともこちゃん、腹が黒いのかもしれないね。最近そんな気がしてきたよ。
えっ、私、腹が黒いですって。健太君、いったいどうしてそんなことを言うの?
だって、成績の悪い僕なんかと友達のように付き合ってくれているじゃない。それって、腹が黒いからできることじゃない?心の中では僕のことを馬鹿にしているのに、友達みたいな顔をしてるんだよね。
健太くんの成績が良くないのは事実よ。でも、成績で人の価値は決められないのよ。健太君にもいろいろいいところはあるし、何でも隠さずに話せる友達としては最高よ。
「腹が黒い」の例文
- 一見やさしそうに見えて、実は腹が黒い人がいるから注意しないといけない。
- あの人は、言っていることと考えていることがずいぶん違っている。ああいう人が腹が黒い人なのである。
- 腹が黒い人かどうかは見かけではなかなかわからないから、よく見てみる必要がある。
- 腹が黒いように見る人でも、じっくりと話してみると、それが誤解だったとわかることもある。
- 口でうまいことを言っている人に限って、腹が黒いことが多い。