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【火の消えたよう】の意味と使い方や例文(語源由来)

火の消えたよう

「火の消えたよう」の意味とは?

意味

【慣用句】
火の消えたよう

【読み方】
ひのきえたよう

【意味】
今まで活気があったのに突然静かになり、寂しい感じになること。

ことわざ博士
「火の消えたよう」という表現は、以前は活気があったものや場所が、急に静かになってしまった状況を描写しているんだ。
助手ねこ
つまり、昔はにぎやかやったところが、今やすっかり静まり返ってしまってるってことやな。例えば、お祭りが終わって人々が帰った後の祭り場みたいな。なんか一気に元気がなくなって、寂しくなってしまう感じを言うんやな。

これは、ものごとが一段落つくとどんなににぎやかだったところも静まり返るってことを教えてくれてる言葉やな。

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「火の消えたよう」の語源由来

【語源由来】
いきおいよく燃えていた火が消えるようすから。

由来を簡単に説明!
解説

「火の消えたよう」という表現は、文字通り火が消え去った、つまり何もかもが静まり返った状態を指す表現なんだ。たとえば、賑やかだった場所が急に静まり返るような場合や、何かが終わってしまった後の状況などを表すときに使われるんだよ。

火は元々、活気やエネルギー、明るさの象徴とされているからね。だから、火が消えるというのは、その全てがなくなった、という意味になるわけだ。

それと同時に、「消」の漢字自体にも意味があるんだ。この漢字は「氵」(水)と「肖」(少ない)という二つの部分から成り立っているんだ。「水が少なくなる」つまり「水がなくなる」から、「きえる」や「なくなる」という意味を持つんだよ。

だから、「火の消えたよう」という表現を使うときには、その背景にある火の象徴性や「消」の漢字の意味も含まれているんだ。それを考えると、ただ単に何かが終わった、静まり返った状態を表すだけでなく、もっと深い意味も持っているんだよ。

これらの意味を理解して、「火の消えたよう」という表現を使うときには、その深さと背景を念頭に置くことが大切だよ。

「火の消えたよう」の使い方

健太
文化祭が終わった後は、火の消えたようだね。
ともこ
そうね。準備は大変だけど、みんなで何かを創り上げることはとても楽しいもので、失敗すら楽しかったわ。それが終わってしまうと寂しいわね。
健太
そうそう、今年の模擬店は準備期間を長くして頑張ったおかげで、売り上げがすごかったんだ。達成感がすごければすごいほど、火の消えたように感じるよ。
ともこ
さあ、感傷に浸っている場合じゃないわよ。文化祭の後は試験の毎日が待っているのだから!

「火の消えたよう」の例文

例文
  1. 子どもたちが帰ってしまった夕方の公園は火の消えたようだった。
  2. 孫たちが騒いでいるときは、もうやめてくれと思ったが、帰ってしまうと火の消えたようだ。
  3. 双子のやんちゃ坊主が、林間学校に行ってしまったので、家の中が火の消えたように静かだ。
  4. いつもおしゃべりで元気な母親が入院してしまい、家の中は火の消えたようだ。
  5. お嬢様が嫁に行き、お屋敷は火の消えたようだった。

【注意!】間違った例文

❌「お隣の家は、おばあちゃんの一人暮らしなので、いつも火の消えたように静かだ。」

この使い方は間違い。「火の消えたよう」は、いつも静かな場合ではなく、にぎやかだったものが急にさびしくなったときに使う。



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