「速やかならんと欲すれば則ち達せず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
速やかならんと欲すれば則ち達せず
【読み方】
すみやかならんとほっすればすなわちたっせず
【意味】
早くしようと急ぐと失敗するということ。
「速やかならんと欲すれば則ち達せず」という言葉は、物事を急いで早く成し遂げようとすると、かえって目的を達成できないという意味のたとえだよ。
なるほど、そういうことかいな。物事を急ぎすぎると、かえって目的を達成できへんってことやな。これは、物事を成し遂げるには焦らず適切なペースで進めることが大事やってことを教えてくれる言葉やわ。
過度に急ぐことが成果を得るのを妨げるってことやな。物事を達成するための正しいアプローチの重要性を示してるんやね。
【出典】
「論語」
孔子が魯の町の莒父の町で長官になった弟子の子夏に、自分の理想とする政治を性急に実現させようとせず、着実に推し進めるべきだと説いたことば。
【類義語】
・急いては事を仕損じる
【スポンサーリンク】
「速やかならんと欲すれば則ち達せず」の解説
カンタン!解説
「速やかならんと欲すれば則ち達せず」というのはね、何かをすごく早く終わらせようとして急いでしまうと、結局はうまくいかないっていうことを言っているんだよ。
たとえば、学校のテストの勉強で、全部を急いで覚えようとすると、結局はちゃんと理解できなかったり、すぐに忘れたりすることがあるでしょ。それが「速やかならんと欲すれば則ち達せず」ってことなんだ。
このことわざは、物事を焦らずに、ゆっくりと確実に進めることが大切だって教えてくれるんだよ。急いでしまうと、かえって時間がかかったり、失敗したりすることがあるから、じっくりと取り組むことが重要なんだね。
「速やかならんと欲すれば則ち達せず」の使い方
急げ急げ。
速やかならんと欲すれば則ち達せずよ。のんびりやりましょうよ。
急がないと遊ぶ時間が無くなってしまう。
遊ぶ約束は明日にしたら?急いで失敗したら、明日も遊べなくなるわよ。
【スポンサーリンク】
「速やかならんと欲すれば則ち達せず」の例文
- 早く結果を出したいのは分かるが、速やかならんと欲すれば則ち達せずだ。
- 焦りは禁物。速やかならんと欲すれば則ち達せずというから一歩一歩着実にやっていこう。
- 急ぐとミスが増えるだけだ。速やかならんと欲すれば則ち達せずというから落ち着いて取り組もう。
- 速やかならんと欲すれば則ち達せずというので、冷静さをもって事に当たる。
- 急ごうとすると焦りが生じ失敗につながるので、速やかならんと欲すれば則ち達せずだ。