「擂粉木で腹を切る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
擂粉木で腹を切る
【読み方】
すりこぎではらをきる
【意味】
不可能なことをしようとすること。
へぇ、そういうことか。つまり、適さない道具を使って何かをすると、結果がいい加減になるってことやな。擂り粉木で重箱を洗うみたいに、不適切な方法では上手くいかへんってことやね。
これは、物事をするときは適切な方法を使わなアカンってことを教えてくれる言葉やわ。無理やりやってもうまくいかへんってことやな。
【語源・由来】
いろはがるた(京都)の一。かるたでは「連木で腹を切る」。
【類義語】
・擂粉木で芋を盛る
・杓子で腹を切る
・竿竹で星を打つ
・杵で頭を剃る
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「擂粉木で腹を切る」の解説
カンタン!解説
「擂粉木で重箱洗う」ということわざは、適切な方法で物事を行わず、大雑把に行うことを表しているんだ。ここで言う「擂り粉木」は、すり鉢で使う丸い先の棒のこと。通常、この棒は、すり鉢の中で食材をすりつぶすために使われるんだ。
このことわざは、「擂り粉木」で四角い「重箱」を洗おうとする様子から来ているんだよ。重箱の隅々まできれいに洗うのは難しいから、これをやると大雑把になってしまうんだね。だから、この言葉は、物事をきちんとやらず、大雑把に済ませること、あるいは不適切な方法を使って物事を行うことのたとえとして使われるんだよ。
例えば、学校の掃除で隅々まできれいに掃除する代わりに、さっと表面だけを拭いて終わらせるようなことがこれにあたるね。このことわざは、物事をきちんとやる重要性を教えてくれる言葉だよ。
「擂粉木で腹を切る」の使い方
ちょっと前まで宇宙旅行なんて擂粉木で腹を切るようなことだったのにね。
今ではお金さえあれば行けるのよね。
まさか僕が生きている間に実現するとはね。
もっと未来の話かと思っていたわよね。
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「擂粉木で腹を切る」の例文
- 不動産高騰で、日本人なのに日本の土地を買うことが擂粉木で腹を切るように難しいとはおかしな話だ。
- その成績で東大に合格するのは、擂粉木で腹を切るのと同じだね。
- 健太くんとともこちゃんが付き合うのは、擂粉木で腹を切るように不可能だろうね。
- 地面を掘って地球の反対側に行くって?擂粉木で腹を切るごとく無理だろう。
- 宇宙人を呼び出すと言っていたが、擂粉木で腹を切るようなものだ。付き合ってられない。
つまり、この表現は、適切な方法で物事を行わないと、うまくいかないということを教えているんだ。