【ことわざ】
吝ん坊の柿の種
【読み方】
しわんぼうのかきのたね
【意味】
けちな人は、どんなつまらないものや、くだらないものでも執着(しゅうちゃく)して惜しがって手離さないというたとえ。
【語源・由来】
「吝ん坊」とは、けちん坊のこと。
けちん坊は、たとえなんの値打もない柿の種でさえも惜しがるという意味が由来。
「いろはかるた」のひとつ。
【類義語】
・けちん坊の柿の種
・袖から手を出すも嫌い
・爪に火を点す(つめにひをともす)
・出すことは舌を出すのも嫌い
【英語訳】
He will make nineteen bites of a bilberry.
「いろはかるた」とは、いろは47文字と「京」の文字を合わせた、48文字で作られたかるたのこと。
地域により異なるが、「吝ん坊の柿の種」は「上方(京)かるた」に含まれる。
地域により異なるが、「吝ん坊の柿の種」は「上方(京)かるた」に含まれる。
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「吝ん坊の柿の種」の使い方
これは、ともこちゃんにもあげられないものなんだ。
健太くん、なにを持っているの?
壊れて動かなくなったラジコンと、ピースが足りないパズルと、昨日食べたスイカの種と…。
それじゃあ、吝ん坊の柿の種よ。
「吝ん坊の柿の種」の例文
- 吝ん坊の柿の種というが、隣のお宅の物置は拾ってきたガラクタばかりが詰め込まれているらしい。
- いつか使えるかもしれないからと、母は紙袋を捨てずに集めているけれど、吝ん坊の柿の種で使っているところを見たことがないわ。
- 吝ん坊の柿の種といわれても、役に立つことがあるかもしれないと思うとなかなか捨てられない。
- 食べきれないほどの桃の実が生ったけれど、祖母は吝ん坊の柿の種で食べきれずに桃を腐らせてしまった。
- 父は節約だというけれど、吝ん坊の柿の種としか思えない。
まとめ
物を大切にすることや、節約は生活においてとても大切なことですね。
しかし、使いきれないほどの量を集めてためこむことや、使い道のないものを集めても、節約にはならないのではないでしょうか。
吝ん坊の柿の種と言われてしまわないように、気を付けなければなりませんね。