「息を凝らす」の意味(類義語)
【慣用句】
息を凝らす
【読み方】
いきをこらす
【意味】
呼吸を静かにして、そのことに集中する。
つまり、「しーんと静かにして、息を止める」ってことやな。
何かに集中するときや、何かを恐れて息を止める、っていう感じやな。静かに耳を澄ませて、周りの音を聞き取る時とかにも使うんやろな。
【類義語】
・息を殺す
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「息を凝らす」の解説
カンタン!解説
「息を凝らす」っていう表現はね、何かに集中している時や、緊張感がある状況で、自然と息を止めてしまうような様子を表しているんだよ。
「息」はもちろん、空気を吸ったり吐いたりすること、つまり呼吸そのものを指していて、「凝らす」は、一つのことに集中する、という意味だよ。
だから、「息を凝らす」は、文字通りには「呼吸に集中する」っていう意味になるんだけど、実際には「息を止めてじっとしている」、「何も声を出さずに静かにしている」などの意味になるんだ。
例えばね、サッカーの試合でPKを決める瞬間や、ホラー映画で恐ろしいシーンが来る前なんかに、周りの人たちがハラハラして息を止める様子を「息を凝らす」って言うんだよ。つまり、何か重要なことが起きていて、その結果がどうなるのかをじっと待っている状況を表す言葉なんだね。
「息を凝らす」の使い方
昨日は、音楽会に行ってきたんでしょ?どうだった?
とても良かったわ。聴衆が全員、息を凝らして聴き入っていたわ。
へえ。僕がその場にいたら、咳がしたくてもできない雰囲気につらくなったかもな。
そんなこと忘れてしまう位素敵だったわよ。
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「息を凝らす」の例文
- 観客は息を凝らして手品師の手元を見つめていたが、鳩が出てきた瞬間、大歓声が上がった。
- 周りにいた人たちは全員、息を凝らして事の成り行きを見守っていた。
- 彼は、息を凝らし足音をぬすんで、そっと歩いていった。
- 恐ろしさで叫びだしたくなるのを必死でこらえて、無我夢中で部屋に逃げ帰り、私たちは明かりを消して抱き合ったまま息を凝らしていました。
- 外で物音がしたので、私は羽根布団を胸の上までずらせて、息を凝らして様子をうかがっていました。
- 神経が過敏になっていて、なんの気配を感じなくても、彼女は何度も目を覚まし、息を凝らしては部屋の四隅を見つめた。
また、緊張したり、集中したりして息を詰めるという意味も含まれるんだ。