「息を引き取る」の意味(語源由来)
【慣用句】
息を引き取る
【読み方】
いきをひきとる
【意味】
息が絶える。死ぬこと。
「息を引き取る」という表現は、文字通り呼吸が止まり、生命が終わる、つまり死ぬという意味を持つんだ。
つまり、「生命が終わる」や「死んでしまう」っていう意味なんやな。
息が止まるってことは、生きる力がなくなるってこと。人間の一生が終わることを表してるんやな。
【語源由来】
仏教で、残された者たちが、亡くなった人の息を引き継ぐこと、命をつなぐという意味から。
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「息を引き取る」の解説
カンタン!解説
「息を引き取る」っていう表現は、誰かが亡くなった、つまり「死んだ」っていうことを言う時に、もっと優しく、遠回しに伝えるために使う言葉なんだ。
生命というものは呼吸と密接に関連しているから、呼吸が止まる、つまり「息を引き取る」っていう表現は、人が亡くなったことを表しているんだよ。
たとえば、大切な人が亡くなった時に、突然「死んだ」とはっきりと言うのは、感情的にとても辛いことが多いよね。だから、「息を引き取る」っていう表現を使うことで、その辛さを少しでも和らげることができるんだ。
そして、これにはもっと深い意味もあるんだよ。亡くなった人の「息」、つまり「生命」を、生きている人たちが引き取る、つまり受け継ぐという意味が含まれているんだ。だから、ただ単に「死ぬ」という意味だけじゃなくて、亡くなった人の生命がまた別の形で続いていく、生きている人たちによって大切に守られていくという意味もあるんだよ。
「息を引き取る」の使い方
昨日、近所のおばあちゃんが老衰で息を引き取ったんだ。
一人暮らしだったの?
普段はそうなんだけど、ちょうどお孫さんが遊びに来ていたんだ。
そうなの。息を引き取られたことは残念だけど、お孫さんと一緒に最後の時を過ごせたことはよかったのかもしれないわね。
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「息を引き取る」の例文
- おばあちゃんは息を引き取るとき、みんなの顔を順番に見て、幸せそうに微笑んでいました。
- 父は息を引き取る前に、母にありがとうと言ったそうです。
- 夏休みの5日ほど前に、祖母が息を引き取った。
- 入院したときにはもう長い放浪で身体が衰弱しており、冬の暮に、病院で息を引き取った。
- こうしている間にも、どこかの家で誰かが息を引き取っているし、どこかの家では、誰かが生まれている。
- 病状が悪化していた母親に初優勝を見とどけてもらいたい一心で、僕も母も頑張ったが、僕が優勝した3日後に息を引き取った。