「金字塔」の意味
【慣用句】
金字塔
【読み方】
きんじとう
【意味】
①「金」の字の形の塔。ピラミッドをいう。
②後世に永く残る立派な業績。偉大な作品や事業。
金字塔を打ち立てる(きんじとうをうちたてる)という使われ方をする。
「金字塔」という言葉は、エジプトのピラミッドを指すこともあるけれど、一般的には後世に永く残るすぐれた業績や不滅の業績を表すんだよ。
つまり、何百年、何千年経ってもなくならへんような、めちゃくちゃすごい仕事や成果のことをいうんやな。
ピラミッドみたいにずっと残って、人々に見つめられ続けるような、そんな業績のことを「金字塔」と呼ぶんやな。
【スポンサーリンク】
「金字塔」の解説
カンタン!解説
「金字塔」っていうのは、ピラミッドのことだよ。でも、その言葉を使って、歴史に名を刻むようなすごい達成を表すこともあるんだ。
ピラミッドを「金字塔」と言う理由は、ピラミッドの形がちょうど漢字の「金」の形に似ているからなんだよ。
ピラミッドは古代エジプトの人々が作った巨大な建物で、それが今でも残っているから、すばらしい成果や偉業を、「金字塔」という言葉で表すようになったんだ。
たとえば、「彼はこの分野での金字塔を打ち立てた」と言えば、その人がその分野で超一流の成果を出した、ということになるんだよ。
「金字塔」の使い方
ともこちゃん。全国模試で一位を取ったんでしょう?おめでとう。この学校の歴史に金字塔を打ち立てたね。
ええー。そこまでじゃないわよ。きっと歴代の卒業生にもいたはずよ。
そんなことないって。先生方が大喜びだったんだから。他の生徒たちの模範となって、全校生徒の成績の底上げを図ってほしいって。
それはプレッシャーを感じるなあ・・・。
【スポンサーリンク】
「金字塔」の例文
- オリンピックに水泳の競技で出場した彼女は、個人全種目に優勝するという日本人にとって前人未到の金字塔を打ち立てた。
- 裁判所は、国民にとって、正義と公正を守る金字塔でなければならない。
- その映画は、彼の代表作であるのみならず、西部劇の金字塔として高く評価されている。
- 植村直己さんは一九八四年、四十三歳の誕生日に、冬期マッキンリーの単独初登頂に劇的に成功し、自身の輝かしい冒険史に、またまた一つの金字塔をうち立てた。
- 日本のダムの歴史における金字塔となっている黒部ダムが、その年、本格稼動することになった。
- おそらくバッハにも影響を与えていると言われているグリニーの作品は、フランス・バロックのオルガン音楽の金字塔に位置している。