「気脈を通じる」の意味
【慣用句】
気脈を通じる
【読み方】
きみゃくをつうじる
【意味】
何かの目的のために、ひそかに連絡をとってお互いの気持ちや考えを通じ合わせる。「気脈」は血液の通う筋道で、ここでは気持ちのつながりの意味。
「気脈を通じる」という表現は、二人以上の人々が互いに連絡をとって、思いや意志を通じ合うことを指すんだ。
つまり、「相手と連絡をとりあって、お互いの気持ちや考えが通じ合う」ってことやな。
うまく連携をとるためには、これが必要やな。
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「気脈を通じる」の解説
カンタン!解説
「気脈を通じる」っていう表現は、ある目的を達成するために、みんなでこっそりと情報を交換したり、同じ思いを共有したりすることを指すんだよ。
たとえば、クラスで先生に内緒でサプライズパーティーを計画するときに、みんなでこっそりと情報を共有したり、どうすれば先生を驚かせられるかなどのアイデアを出し合ったりすることを想像してみて。これがまさに「気脈を通じる」っていう状況だよ。
「気脈」は、血液が体を巡る道筋、つまり血管のことを指しているんだけど、ここでは、こっそりと情報や意志を通じ合うという意味で使われているんだ。
だから、「気脈を通じる」っていう表現は、みんなでひそかに情報を交換したり、同じ目的に向かって行動することを表しているんだよ。
「気脈を通じる」の使い方
昨日捕まった強盗犯は、警察内部の人間と気脈を通じて、犯行当日、逃亡することができたそうだよ。
へえ。警察の中にも悪い人っているのね。
そうみたいだね。でも、捜査が進む中で、どちらも逮捕されたからよかったよね。
日本の警察は優秀でよかったわね。
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「気脈を通じる」の例文
- 彼は、会社の上層部と気脈を通じて、会社の経理情報を入手し、インサイダー取引で儲けていたそうだ。
- この新しい企画は、気脈を通じているあの会社と一緒にやろう。
- 今回の取引は、社長同士が気脈を通じているので話が早くて助かった。
- 滝川は、関父子や岡本重政が秀吉に気脈を通じていたことはまるで知らなかった。
- この土地の有力者たちの了解も得なくてはならないのだが、彼はすでに町長とは気脈を通じていた。
- 派閥所属の議員には、ひそかに他の派閥と気脈を通じている者が少くない。
- こんな所で海賊に会うなんて、もしかして、誰か海賊と気脈を通じているものがいて、航海ルートを教えたのではないか。
「気脈を通じる」の文学作品などの用例
ただ自分の平生文学上に抱いている意見と、教授の哲学について主張するところの考とが、親しい気脈を通じて彼此相倚るような心持がしたのを愉快に思ったのである。(夏目漱石の思い出す事などより)