「奇を衒う」の意味
【ことわざ】
奇を衒う
【読み方】
きをてらう
【意味】
わざと変わったことをして目立とうとする。
「奇」は、ふつうと変わっていること。「衒う」は、見せびらかす。
「奇を衒う」という言葉は、わざと普段とは違うことをして、他人の目を引こうとする行動を指すんだよ。
ああ、それって、普通じゃないことをして「見て、見て!ボク、ちょっと変わってるでしょ?」って人に注目されたいときのことやな。
つまり、注目を浴びたいがために変わったことをするってこと。変わり者をアピールするんやね。
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「奇を衒う」の解説
カンタン!解説
「奇を衒う」っていうことわざは、普通のことじゃなくて、ちょっと変わったことをわざとやって、みんなの注目を浴びたいと思ってることを指すんだよ。
たとえばね、みんなが普通の靴を履いてる中で、あえてピカピカの光る靴や、すごく変わったデザインの靴を履いて学校に来る子がいたら、その子は「奇を衒って」みんなの目を引こうとしてるんだよ。
つまり、わざと変わったことをして、「ほら、見てみて!」って言いたいんだね。普通とは違うことをすることで、みんなから注目されたい、目立ちたいって思っていることを表しているんだよ。
「奇を衒う」の使い方
私のおばあちゃんは、奇を衒う格好が好きなのよ。
ああ、そうだよね。ともこちゃんのおばあちゃんは、遠くからでもすぐわかるよ。
そうでしょう?奇を衒う格好をしていれば、迷子になることもないし、人にすぐ顔を覚えてもらえるし、良いことだらけだって言っているの。
なるほどねえ。あの服装には、そういう意味があったんだね。
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「奇を衒う」の例文
- 奇を衒ったメニューを出さなくても、まじめで誠実な料理を出していれば、自然とお客さんは増えていくと思うよ。
- 奇を衒ったわけではないのに、真面目に聞いてもらえなかった。
- 彼の奇を衒った発言は、お茶の間のみんなに受けたようで、最近、よくテレビ番組で見かけるようになった。
- その本は、奇を衒った表紙だが、中身はとてもまじめなことを議論している本なのである。
- その大道芸人は、奇を衒ったパフォーマンスでたくさんの見物人を集め、幾重にも人垣ができていた。
- 彼女は駅前で突然、奇を衒ったダンスを踊り始め、通り行くみんなの足を止め、注目を集めていた。