「伐性の斧」の意味(出典・語源由来)
【慣用句】
伐性の斧
【読み方】
ばっせいのおの
【意味】
人の本性や心身を傷つけ、損なうもののたとえ。特に、美色や淫靡な音楽などの快楽にふけって身を害することをいう。


人として大事なものを守るためにも、いろんな「斧」には気をつけんといかんね。
【出典】
『呂氏春秋』「孟春紀・本生」
【語源由来】
人の本性を断ち切る斧の意から。
「伐性の斧」の解説
「伐性の斧」という言葉は、人の道徳や性質、本質を害するような行為やものを指しているんだ。ここでの「伐性」とは、文字通りには「性質を伐る(切り崩す)」という意味で、人としての本質や根本的な良い部分を破壊することを言うんだ。
この表現でいう「斧」は、木を切る道具になぞらえた比喩だよ。『呂氏春秋』「孟春紀・本生」では、美しい容貌への耽溺や鄭・衛の音楽など、快楽にふけって自らを楽しませるものを「伐性の斧」と呼んでいる。つまり、人の本性や心身を削り、損なうような誘惑や享楽のたとえなんだ。
これらの行為やものは、一時的な快楽や幸福をもたらすかもしれないけれど、長い目で見ると人の内面や道徳を蝕み、本来持っているべき良心や理性、道徳性を低下させるとされている。そのため、「伐性の斧」とは、人としての本質や品格を害するようなもの全般を警告する言葉として使われるんだ。
この言葉は、自己制御や節度を持って生活すること、内面の美しさや道徳性を大切にすることの重要性を教えているとも言えるね。それは、外部の誘惑や一時的な快楽に惑わされず、人としての尊厳や質を高めるためには、注意深く自己を律する必要があるという教えなんだ。
「伐性の斧」の使い方




「伐性の斧」の例文
- 快楽ばかりを追い求めて生活を崩せば、それは自分にとって伐性の斧になりかねない。
- 酒は百薬の長ともいうが、伐性の斧ともいえる。
- 依存性の強い娯楽にのめり込み、生活や健康を損なうなら、それは伐性の斧といえる。
- 欲望のままに享楽へふけることは、自らを傷つける伐性の斧となる。
- 目先の快楽を優先し続けて心身を壊すなら、その誘惑は伐性の斧だ。
























人の心や体、特にその内面を傷つける、あるいは堕落させるような行為や事柄を指すんだ。