「片棒を担ぐ」の意味(語源由来)
【慣用句】
片棒を担ぐ
【読み方】
かたぼうをかつぐ
【意味】
ある計画や仕事に協力する。
つまり、他人の計画に巻き込まれて、それに協力するってことやな。
ただ、それがちょっと怪しいことや悪いことの場合が多いんやな。あかんことに手を出すとろくなことないから、気をつけないとな。
【語源由来】
かごなどの一方の棒を担ぐ意味から。多く悪い仕業について言う。
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「片棒を担ぐ」の解説
カンタン!解説
「片棒を担ぐ」っていう表現は、何かの仕事や計画に一緒に参加して手伝う、つまり、協力するっていう意味なんだよ。でも、この言葉は特に悪いこと、たとえばいたずらや悪だくみに手を貸すときによく使われるんだ。
「片棒」っていうのは、昔に使われていた「駕籠」(人が乗るためのかご)や「畚」(ものを運ぶためのバスケットみたいなもの)を担ぐための棒のことで、それを担ぐ人のことも指すんだ。
駕籠は普通、二人で棒を担いで運んだものだから、その片方の棒を担ぐことから、仕事や計画に協力する、あるいは仕事の一部を引き受けるっていう意味で「片棒を担ぐ」と言うようになったんだよ。
だから、「片棒を担ぐ」っていうのは、悪いことに手を貸す、つまり、悪いことに協力するっていう意味なんだね。
「片棒を担ぐ」の使い方
コンピューターウィルスに感染して、サイバー犯罪者の支配下に入ったコンピュータは、使用者本人の知らないところで犯罪者の片棒を担ぐ加害者になりうる危険性があるんだって。
怖いわよね。それで、何年か前に、無実の罪で捕まった、感染者の人が居たわよね。
うん。警察は、そんなウィルスを作成できるような、世界トップクラスの頭脳と戦うようなものだから大変だよね。
そうよね。大変な仕事よね。
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「片棒を担ぐ」の例文
- 事件の片棒を担いでいるのは、内部の人間に違いない。
- そんな詐欺のような仕事の片棒を担ぐのはまっぴらごめんだし、君もそんな仲間とは手を切ったほうが良いよ。
- 戦争中に孤児となり、物心ついたときには、盗みの片棒を担がされていた。
- 単に薫陶を受けたぐらいのことでは、殺人の片棒を担ぐところまで協力するはずがないから、何か弱みを握られているんじゃないかな。
- 内心では気が進まなくても、多少は宣伝の片棒を担がなくてはいけなくなる。
ただ、この表現は、多くの場合、何か悪いことに関与するという意味合いで使われることが多いよ。