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【心ここに在らざれば視れども見えず】の意味と使い方や例文(出典)

心ここに在らざれば視れども見えず

「心ここに在らざれば視れども見えず」の意味(出典)

意味

【ことわざ】
心ここに在らざれば視れども見えず

【読み方】
こころここにあらざればみれどもみえず

【意味】
心がうわの空でいると、目では見ているようでも実際は肝心なことが見えない。精神の集中が大切という意味。

後に「聴けども聞こえず、食らえども其の味わいを知らず」と続く。
ことわざ博士
「心ここに在らざれば視れども見えず」ということわざは、心が集中していなければ、目の前のものを見ていても、実際にはそれを認識していない、という意味だよ。
助手ねこ
ほぉ~、なるほどな。つまり、目で見ても、心が他のところにあったら、ちゃんとそのものを感じることはできへんってことやな。

心を一点に絞り込んで、ちゃんと物事に集中しなアカンってことやね。バラバラに気を取られてたら、何もかもが中途半端になるってわけやな。

【出典】
四書五経の一つ、孔子の言行録を集めたといわれる「大学」より。

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「心ここに在らざれば視れども見えず」の解説

カンタン!解説
解説

「心ここに在らざれば視れども見えず」っていう言葉は、心が集中していないと、ちゃんと物事を理解することができないっていう意味があるんだよ。

簡単に言うと、たとえば、考え事をしながら教科書を見ても、内容が頭に入らないような感じだよ。目で文字は見ているけど、本当に内容を理解しているわけじゃないんだ。だから、ちゃんと理解するためには、心をそこに向けて、集中しなきゃいけないんだよ。

これは、古い教えから学んだことで、「礼記‐大学」っていう古文書にも似たようなことが書かれているんだ。そこには、心が正しい方向に向いていないと、ちゃんと物事を見たり聞いたり、感じたりすることができないっていう教えがあるんだ。

だから、大切なことを学ぶときや、何かをするときは、心をしっかりとそのことに向けて、しっかりと集中することが大切だよ。それが、身を修める、つまり、自分自身をより良くするための一つの方法なんだよ。

「心ここに在らざれば視れども見えず」の使い方

ともこ
健太くん。ぼんやりしてどうしたの?
健太
うーん。ちょっと考えないといけないことがあって、ぼーっとしてしまったよ。
ともこ
心ここに在らざれば視れども見えずよ。こんなにきれいなお花畑が目の前にあることに気付かなかったように、幸せが目の前にあっても、ちゃんと見ていないと気づかないまま通り過ぎてしまうわよ。
健太
ああ。そうだね。おかげで、なんだか悩みも解決してしまったよ。
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「心ここに在らざれば視れども見えず」の例文

例文
  1. 心ここに在らざれば視れども見えず、ちゃんと見ていないと素敵な出会いがあっても気づけないよ。
  2. 授業を上の空で聞いていたね。心ここに在らざれば視れども見えずだよ。
  3. 心ここに在らざれば視れども見えず、 悩みながら食べたら、おいしさが分からないよ。
  4. 心ここに在らざれば視れども見えず、心配ごとは後回しにして、今を楽しもう。
  5. 心ここに在らざれば視れども見えず、遊園地に来ているのに、ぼんやりしていたらもったいないよ。
  6. 心ここに在らざれば視れども見えず、嫌なことに心が縛られているせいで、幸せを見逃すことになったら大変だよ。

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