「甲の薬は乙の毒」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
甲の薬は乙の毒
【読み方】
こうのくすりはおつのどく
【意味】
ある人のためになることであっても、ある人には毒となるということ。
みんなちゃう感じ方や考え方を持ってるから、一緒のものでも、受け取り方が違うんやな。人それぞれやねんてことや!
【語源・由来】
ある人に効果がある薬も、他の人には有害になる意から。
【類義語】
・人を見て法を説け
【英語】
One man’s meat is another man’s poison.(ある人の食事は他の人の毒)
「甲の薬は乙の毒」の解説
「甲の薬は乙の毒」ということわざは、人それぞれ異なる体質や考え方、価値観があるから、同じものや事柄でも、一人にとっては良いものでも、別の人には逆効果であったり害になったりすることを示しているんだよ。
言い換えると、みんな同じというわけじゃないから、一つのものやアドバイスがある人にはピッタリ合ってるけど、別の人には全然ダメってことがあるんだよね。
たとえば、友達がある食べ物を「すごくおいしい!」ってすすめてくれたけど、自分は全然その味が好きじゃなかった、とか、ある人には合う化粧品でも、他の人には肌荒れを起こすことがあるよね。それがまさに「甲の薬は乙の毒」ってこと。
この言葉を覚えておくと、他の人の意見や経験も大切に聞くけど、最終的には自分自身の体験や感じたことを大切にするっていうことを思い出せるよ。
「甲の薬は乙の毒」の使い方
「甲の薬は乙の毒」の例文
- 甲の薬は乙の毒だから、自分が処方された薬を人にあげてはいけない。
- 効果には個人差がありますという注意書きを多く見かけるが、甲の薬は乙の毒で人によって異なるから要注意だ。
- 珈琲は心臓病に効くというが、貧血を悪化させるともいう。甲の薬は乙の毒だから、健康のために飲むのならばやめた方が良い。
- ボツリヌス菌は毒だが、ボトックスという名で美容のために使われたりもする。甲の薬は乙の毒というが、毒にも薬にもなり使い方次第だ。
- 甲の薬は乙の毒だし、そもそも薬と毒は表裏一体だ。素人が簡単に手を出せるものではない。