「泣く泣くも、よいほうを取る形見分け」の意味(語源由来)
【ことわざ】
泣く泣くも、よいほうを取る形見分け
【読み方】
なくなくも、よいほうをとるかたみわけ
【意味】
親が亡くなり形見分けするときに、悲しみながらも良いものを得たいと思うこと。人間は、常に欲得を忘れないということ。
「泣く泣くも、よいほうを取る形見分け」という言葉は、どんな状況でも、人々の欲望は存在しているという意味だよ。
あれれ、それは面白いな。つまり、どんなに悲しい時や厳しい時でも、みんなちょっとでもいい方向に行こうとする心の中の欲望は消えないってことやな。
人間って、結局、ちょっとでも良い思いをしたい生き物やな。これは、人の心の中の欲望をよく知ったことわざやな。
【語源由来】
江戸川柳「なきなきもよい方をとるかたみわけ」から。
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「泣く泣くも、よいほうを取る形見分け」の解説
カンタン!解説
「泣く泣くも、よいほうを取る形見分け」っていう言葉はね、人がどんなに悲しくても、欲求っていうのは消えないんだよ、っていうことを教えてくれるんだ。
例えば、大切な家族が亡くなって、みんなが悲しんでいる中で、遺品や形見を分ける時が来ると、その時に人はどうしてもいいものを選びたくなるんだ。つまり、人間って、どんなに悲しい状況の中でも、自分の欲求や欲を持っているってこと。
このことわざは、人間の欲の部分は強くて、どんな状況でも出てくることを教えてくれるの。だから、自分自身の欲や感情を理解して、他の人との関係や状況を考えながら行動することが大切だよね。
「泣く泣くも、よいほうを取る形見分け」の使い方
失恋しちゃったよー。
食欲がないだろうけど、おいしいスイーツを食べて元気出してよ。
ともこちゃんのケーキのほうが大きくない?
泣く泣くも、よいほうを取る形見分けね。交換してあげるわよ。
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「泣く泣くも、よいほうを取る形見分け」の例文
- 相続でもめている一家を見ると、泣く泣くも、よいほうを取る形見分けだなと思う。
- 泣く泣くも、よいほうを取る形見分けというように、人間は欲望から離れられない。万が一離れられたら悟りの境地だ。
- 哀しみのどん底でも、泣く泣くも、よいほうを取る形見分けのごとく損得勘定をしてしまう僕。ああ、情けない。
- 泣く泣くも、よいほうを取る形見分けというから、奪われる前に生前贈与してもらおうかな。って考えている自分も相当欲深だ。
- 人間の欲望の果てしなさは知っているつもりだったが、泣く泣くも、よいほうを取る形見分けというように、悲しみの最中でも欲を捨てきれない姿を見て驚愕する。