「糠船にも船頭」の意味(語源由来)
【ことわざ】
糠船にも船頭
【読み方】
ぬかぶねにもせんどう
【意味】
何事にもその道の専門家の力が必要ということ。
どんな状況でも、その道のプロや経験者の価値は大きいってことや。何事も、ちゃんとした専門家や経験者がいることの重要性を教えてくれる言葉やな。
小舟にも船頭が必要だということから。
「糠船にも船頭」の解説
「糠船にも船頭」ということわざは、どんなに小さなことや取るに足らないことであっても、その道の専門家や経験豊かなリーダーが必要だという意味を持っているんだよ。
この言葉は、糠(米を精米した際に出る副産物)を運ぶ小さな舟であっても、船を操る船頭が必要だということから来ているんだ。これは、「糞舟にも船頭」とも言われるように、どんなに重要でなさそうな仕事でも、その仕事を適切に遂行するためには専門知識や経験が必要だという考えを表しているんだね。
たとえば、小さなお店を経営するにも、その分野の知識が必要だったり、学校のクラブ活動でさえ、経験豊かな指導者がいることが大切だったりするんだよ。どんなに小さい仕事でも、その仕事を成功させるためには適切な知識やスキルが必要ということを、このことわざは教えてくれるんだ。
「糠船にも船頭」ということわざは、すべての仕事や活動にはその分野の専門家や経験者が大切だということを、わかりやすく伝えてくれる言葉なんだね。
「糠船にも船頭」の使い方
「糠船にも船頭」の例文
- 糠船にも船頭だからとちょっとした不調で来院されると、本当に診るべき患者さんが診れなくなります。
- 顧問になってくれるならだれでもいいというわけにはいかない。糠船にも船頭というから、専門家が顧問になるべきだ。
- アルバイトの大学生が勉強を教えるような塾は嫌だ。糠船にも船頭というし、プロの塾講師に教えてもらいたい。
- 失敗しないように専門家の意見を乞うことは大事だし、糠船にも船頭というから些細なことでも恥を忍んで聞いてみよう。
- 大したことがないと思われることでも、糠船にも船頭のごとく経営の専門家にアドバイスをもらうと劇的に変わることがある。