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【糠味噌が腐る】の意味と使い方や例文(慣用句)

【慣用句】
糠味噌が腐る

【読み方】
ぬかみそがくさる

【意味】
悪声や調子はずれな歌いぶりをからかって言う言葉。

【語源・由来】
小糠(こぬか:米をつく時に出る表皮の粉末)に、塩や水を加えてつくる糠味噌は、野菜を漬けると香のものとなり、独特の風味があるが、糠味噌そのものは妙な臭いがある。ましてそれが腐るとあってはたまらないにおいになることから、声の悪いのや調子外れをからかって、うんざりするような、聞きたくないことにつかう。

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「糠味噌が腐る」の使い方

ともこ
うわあ。健太くん。糠味噌が腐るような歌ねえ。そんなに歌が下手だったなんて知らなかったわ。
健太
そうなんだ。いつも合唱の時は、先生に口パクで歌えって言われているんだ。
ともこ
まあ。そんなに気にしていたとは知らないで、からかってしまってごめんなさいね。
健太
いや、いいんだよ。

「糠味噌が腐る」の例文

  1. 彼女の歌は糠味噌が腐るようだったが、彼女は身分が高いので、みんな、彼女の前では上手だと褒めたのだった。
  2. 彼の歌は糠味噌が腐るような歌で、聞くに堪えぬものだった。
  3. 彼は、自分の歌が糠味噌が腐るようなものだとは、自覚していないのでいつも俺の美声に酔いしれてくれといって歌う。
  4. だれか勇気のある人が、彼に、彼の歌は糠味噌が腐るような代物だと教えてやってくれないかなあ。
  5. 彼は、スポーツも勉強も何でもできるが、歌だけは糠味噌が腐ったようなものだった。
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