【ことわざ】
文は人なり
【読み方】
ぶんはひとなり
【意味】
文章を見れば書き手の人柄が知れる。
【語源・由来】
フランスの博物学者ジョルジュ=ルイ・ルクレール・ド・ビュフォンが、1753年、アカデミーフランセーズの入会演説で言った言葉から。
【類義語】
–
【対義語】
–
【英語訳】
・The style is the man (himself).
ジョルジュ=ルイ・ルクレール・ド・ビュフォンは、1707年から1788年を生きたフランスの博物学者、数学者、植物学者です。まず数学の分野で活躍をした彼は、確率論の分野に微分や積分の概念を導入したとされています。また彼は、1749年から1778年までに36巻が刊行され、ビュフォン没後にラセペードによって8巻が追加されたフランスの百科事典『一般と個別の博物誌』の著者としても有名です。これはベストセラーとなり、のちの博物学や科学思想の発展に影響を及ばしました。
「文は人なり」の使い方
この読書感想文、名前が書き忘れてあるけれど、君が書いたものではないかしら?
あれ、僕名前書き忘れてたっけ。どちらにしても僕のもので間違いないよ。どうして分かったの?
文は人なりというでしょう。この文を読めば、君の書いた文章だとよく分かるわ。
僕の書く文はそんなに特徴的かな?それとも名前を忘れたのは僕だけだったりして。
「文は人なり」の例文
- 文は人なりというのだから、手紙を書くのであればより丁寧に書くべきだ。
- 文は人なりというように、彼の過激な性格はこの頃の作文から読み取る事が出来る。
- 文は人なりで同じ内容でも、書く人によって物語の印象が変わるのはとても面白い。
- 彼女がどんな気持ちでこの手紙を書いたのか、文面を見ればよく分かる。文は人なりだ。
- 文は人なりで、自己PR文を読むだけでその人のひととなりが見える。