「猿の空蝨」の意味(語源由来)
【ことわざ】
猿の空蝨
【読み方】
さるのそらじらみ
【意味】
何かしている振りをしながら何もしていないこと。
まあ、仕事の現場でもそんな人、たまにおるもんな。このことわざ、ちゃんと本当に仕事をすることの大切さを教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
猿はシラミをとる格好をしながら実際はとっていないという意から。
「猿の空蝨」の解説
「猿の空蝨」っていうことわざは、見かけだけで、本当は何もしていないことを表しているんだよ。
考えてみてね。猿は、同じ猿の体をゴソゴソと触って、シラミを取るふりをすることがあるんだ。でも、実際にはシラミなんか取ってないんだよね。だから、見た目は「あ、あの猿、ちゃんと仲間のシラミを取ってあげてるんだな」と思うけど、実は何もしていないってわけ。
このことわざは、見た目だけで実際の行動や効果がないこと、つまり「見た目だけで中身がない」っていうことを教えてくれるんだ。仕事や学校などで、ただ忙しそうに見えるだけで、本当に成果を上げていないときなんかに使える言葉だよ。
「猿の空蝨」の使い方
「猿の空蝨」の例文
- 彼は忙しい振りが上手なだけで猿の空蝨だから、仕事を言いつけるといい。
- 私は彼の後ろの席だから知っている。猿の空蝨で、仕事中にアイドルの動画を見ていることを。
- 授業を聞いている振りをしても無駄だ。教卓からは猿の空蝨だとバレバレだ。
- カフェでパソコンを開き俺仕事できる風だが、猿の空蝨で何もしていない。
- ちゃんと考えている?猿の空蝨のように考えているように見せているだけでボーっとしているんじゃないの?