「悪の易ぶるや火の原を燎くが如し」の意味(出典)
【ことわざ】
悪の易ぶるや火の原を燎くが如し
【読み方】
あくののぶるやひのはらをやくがごとし
【意味】
悪事ははびこりやすいもので、野火が燃え広がるように防ぎようがない。
野火のように一度燃えだしたら、なかなか止められへんんやな。これは、悪事を始める前に、その結果を考える大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「春秋左氏伝」
「悪の易ぶるや火の原を燎くが如し」の解説
「悪の易ぶるや火の原を燎くが如し」っていうことわざは、悪い行動や事象はすごく広がりやすくて、野火が燃え広がるように、なかなか止められないっていう意味だよ。
たとえば、クラスの中で誰かがちょっとした嘘をついたとして、それがみんなに広まって、だんだん大きなうわさになってしまうことがあるよね。それがまさに「悪の易ぶるや火の原を燎くが如し」なんだよ。
このことわざは、ちょっとした悪い行動でも、それが広がりやすいということを教えてくれているんだ。だから、自分が何かをするときには、その行動がどう影響するか、よく考えることが大切なんだよ。
このことわざの出典は、「春秋左氏伝」っていう中国の古代の書物から来ているんだよ。この書物は昔の中国の歴史や、そこで起きた事件について詳しく書かれていて、そこからたくさんのことわざや教えが生まれてきたんだ。
「悪の易ぶるや火の原を燎くが如し」の使い方
「悪の易ぶるや火の原を燎くが如し」の例文
- 悪の易ぶるや火の原を燎くが如しというように、悪は悪を呼びやすい。
- 悪の易ぶるや火の原を燎くが如しというが、悪意が簡単に広がる様子をSNSで目にした。
- 悪の易ぶるや火の原を燎くが如しという。憎しみは憎しみを呼びやすい。
- 悪の易ぶるや火の原を燎くが如しというように、初期の内に止めないと、悪は広がりやすい。
- 悪の易ぶるや火の原を燎くが如しというので、悪い心が芽生えないよう摘み取ることで防ぐ。