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【陰に居て枝を折る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

陰に居て枝を折る

「陰に居て枝を折る」の意味(語源由来・類義語・対義語)

意味
【ことわざ】
陰に居て枝を折る

【読み方】
かげにいてえだをおる

【意味】
恩ある人にひどいことをすること。

ことわざ博士
「陰に居て枝を折る」ということわざは、秘密裏に人に害をなす、特に恩を受けた人に対して陰険な行いをすることを表現しているんだ。

信頼関係が大切にされている日本の文化では、このような行いは非常に恥ずかしいとされるよ。

助手ねこ
うーん、せっかく人から良いことをしてもらったのに、裏でひどいことをするなんて、信じられへんね。

恩を仇で返すとも言うけど、そういうことは絶対にせんといた方が良いわ。人間関係が壊れるだけやし、結局は自分が損することになるんやから。

【語源・由来】
暑さを避けるために木陰で休んでいた人が、その木の枝を折る意から。また、恩人の見ていないところでその家の木の枝を折る意からも言う。

【類義語】
・恩をあだで返す
・情けが仇

【対義語】
の樹を陰とする者はその枝を折らず
・木陰にす者は枝を手折たおらず

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「陰に居て枝を折る」の解説

カンタン!解説
解説

「陰に居て枝を折る」っていうことわざはね、人から親切にされたのに、その人のいないところでわざと悪いことをする、という意味なんだよ。

たとえばね、友達が自分のおもちゃを貸してくれたのに、その友達が見ていないときにわざとそのおもちゃを壊してしまうようなことを指すんだよ。おもちゃを貸してくれたのは親切なことなのに、それに対して悪いことをするなんて、全然感謝の気持ちがないよね。

このことわざの中での「陰に居て」は、人の見ていないところで、という意味で、「枝を折る」はわざと悪いことをする、という意味なんだよ。

だから、このことわざは、人から親切にされたのに、感謝の気持ちを忘れてわざと悪いことをする、というよくない態度を注意して教えているんだね。親切にされたら、ちゃんと感謝して、その人に対しても親切にしなくちゃいけないよ、っていう教訓を伝えているんだよ。

「陰に居て枝を折る」の使い方

ともこ
ひどい。あんなに世話をしてあげたのに。陰に居て枝を折るようなものだわ。
健太
ごめんよー。裏切るつもりはなかったんど、結果的にそうなってしまった。
ともこ
つもりがなくても裏切りは裏切りよ。
健太
ともこちゃんが大好きなアイスを買ってくるから許して。
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「陰に居て枝を折る」の例文

例文
  1. 陰に居て枝を折るとは、飼い犬に手を噛まれた気分だ。
  2. 大恩ある人に対して後足で砂をかけるとは、陰に居て枝を折るのと同じだ。
  3. 恩義のある人の悪口を言うとは、陰に居て枝を折る許すまじき行為だ。
  4. 重用してくれた信長に刃をむけるとは、陰に居て枝を折るだな。
  5. 入社してからずっと目をかけてもらっていたのに、よく陰に居て枝を折るようなことができたな。

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