「君子は憂えず懼れず」の意味(出典)
【ことわざ】
君子は憂えず懼れず
【読み方】
くんしはうれえずおそれず
【意味】
人の上に立つ者は行いが正しく、心にやましい点がないことから、不安や恐れることがないということ。
清々しい生き方やな。真っ直ぐに生きることの大切さを教えてくれる言葉やね。
【出典】
「論語」
「君子は憂えず懼れず」の解説
「君子は憂えず懼れず」っていう言葉はね、すごく徳の高い人、つまり心がきれいで行動も正しい人は、自分の行いに自信があるから、何も心配したり、怖がったりしないっていう意味なんだよ。
考えてみて、もし君が何も悪いことをしていないなら、だれかが君を指さして「お前が悪いことをした!」って言っても、君は「私は何も悪くないよ」と自信を持って言えるよね。そういう感じで、徳の高い人は自分の行動がちゃんとしているから、他の人からどう思われるかとか、何か問題が起こるのではないかって心配する必要がないんだ。
この言葉の出典は『論語』っていう古い本から来ていて、『論語』は昔の偉い人、孔子という人の考えや教えが書かれている本なんだよ。この言葉を通して、私たちに「正しい行動をすれば、心から自由で平和に生きられるよ」という大切なことを教えてくれてるんだね。
「君子は憂えず懼れず」の使い方
「君子は憂えず懼れず」の例文
- 受験の結果が不安なのは、勉強をさぼって遊んだ記憶があるからだ。君子は憂えず懼れずといい、さぼらなかった人は不安に思わない。
- 警察を見て挙動不審になるのは、悪いことをした覚えがあるからだ。君子は憂えず懼れずというが、悪いことをしていない人はおそれない。
- 穏やかに生きたいのならば、君子は憂えず懼れずのように正しく生きればいい。
- 君子は憂えず懼れず苦悩することがない。人の道に外れたことをしない、ただそれだけのことだ。
- 悩みを抱えているということは君は小人物だということだ。君子は憂えず懼れずというからね。