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【鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす

「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【ことわざ】
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす

【読み方】
なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす

【意味】
自分の思っていることを全て口に出す者よりも、自分の思いをあまり口に出さない者の方が、心で深く思っているという意味。

ことわざ博士
「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」ということわざはね、よく声を出して鳴く蝉よりも、静かに光る蛍の方が、もっと強い感情を秘めているという意味があるんだよ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、うるさい蝉よりも、静かに光る蛍の方が、ええ感じの情を持ってるってことやな。いつも大きな声で騒いでる人より、黙ってる人の方が、実はもっと深い思いを持ってることがあるんやね。

言葉に出さずに、心の中に感情を秘めてる人の方が、実はもっと感じてるってことや。外見だけじゃなくて、心の中もちゃんと見なアカンってことやな。静かな人の深い情も、ちゃんと理解する、それが大事やね。

【語源・由来】
同じ虫でも、蝉は体全体を震わせて鳴くが蛍のようには光らず、逆に蛍は蝉のように鳴くことはできないが自身の体を燃やさんばかりに光輝くことから転じてきている。

※恋愛に多く用いられる。

【類義語】
・鳴かぬ蛍が身を焦がす
・言わぬは言うに勝る
・目は口ほどに物を言う

【英語訳】
・Love is a bitter-sweet.
・Love is a sweet torment.

Love is a bitter-sweet.
love ➡ 恋・愛
is ➡ です・ます
bitter ➡ 苦い・切ない
sweet ➡ 甘い
直訳すると、「恋は甘くて切ないものである」になる。

Love is a sweet torment.
torment ➡ 苦痛・悩ます・切ない
直訳すると、「恋は甘くて切ないものである」になる。

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「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」の解説

カンタン!解説
解説

「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」ということわざはね、たくさん話す人よりも、黙っている人の方がもっと深い感情を持っているっていう意味なんだよ。

たとえばね、蝉はよく大きな声で鳴くけど、蛍は静かに光っているだけで、音を立てないよね。このことわざは、うるさく鳴いている蝉よりも、黙っていても自分の光で周りを照らす蛍の方が、もっと情熱的で深い感情を持っているってことを表しているんだ。

これはね、「言葉よりも行動が大事」とか、「静かな人の方が深い考えを持っているかもしれない」ということを教えてくれるんだよ。たくさん話す人もいいけど、黙っている人も、その中にたくさんの感情や考えを持っていることがあるんだね。

だから、このことわざは「何も言わない人の方が、もしかしたらもっと大切なことを感じているかもしれないよ」という教えを伝えているんだよ。静かな人の気持ちも、大事にしないといけないね。

「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」の使い方

健太
今日は僕の両親の結婚記念日らしくて、朝から二人でデートしているんだ。
ともこ
健太君の両親、素敵!!
健太
僕はお腹いっぱいだよ。お母さんはわかるけど、あの無口なお父さんがデートするなんて変な感じだよ。
ともこ
健太君、全然変じゃないよ!鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすというように、おじさまは心で深くおばさまを愛しているのよ!
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「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」の例文

例文
  1. 僕の上司は普段無口で怖がられているが、社内一の愛妻家だと有名である。まさに鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすである。
  2. 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすで、私の両親は物静かな人であるが、近所で有名なおしどり夫婦である。
  3. 付き合うなら鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすような人がいいな。

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