【ことわざ】
梁山泊
【読み方】
りょうざんぱく
【意味】
豪傑や野心家の集合する所。
【語源・由来】
もとは、中国山東省西部の梁山のふもとにあった沼の名前のこと。
「水滸伝(すいこでん)」は、十二世紀初めに宋江らの盗賊が、梁山泊に立てこもって反乱を起こしたことをもとにした小説。
百八人の豪傑が活躍する舞台が梁山泊だったことから、豪傑や野心家の集まる場所として言われるようになった。
【類義語】
−
【対義語】
–
【英語訳】
Gathering place of ambitious men.
「梁山泊」の使い方
今度の合宿のことは聞いたかい?なんだかすごい人たちが集まるみたいなんだ。
去年の優勝校の監督と、うちのチームの監督が知り合いで、一緒に合宿をすることになったと聞いたわ。
上手い選手のプレーを見るのは、とても勉強になるけれど、練習についていける気がしないよ。
梁山泊となりそうだけれど、確かに健太くんには場違いかもしれないわね。
「梁山泊」の例文
- うちの会社はいつから梁山泊になったんだ。このメンバーをまとめるのは、簡単なことではなさそうだ。
- 隣のチームは、あちこちから引き抜いた猛者が集まって、梁山泊となっている。
- 申し合わせたわけではないが、いつの間にかたくさんの人が集まって、梁山泊のようになってしまった。
- なにか大きなプロジェクトを始めようと、いろいろな人に声をかけていたら、梁山泊というような集まりになった。
- これからは、野心のある人が成功すると思うよ。だから、ぼくたちはここを梁山泊として集まったんだ。
まとめ
同じ目標を持つ人たちや、考えが似ている人たちは、引き寄せられるような縁で集まるようなことが、あるのではないでしょうか。
梁山泊に集まった豪傑や英雄が、本当に世の中の不正を正してくれるといいのではないでしょうか。