【慣用句】
席の暖まる暇もない
【読み方】
せきのあたたまるいとまもない
【意味】
一か所に落ち着いていられないくらい、非常に忙しい様子。
【語源・由来】
《韓愈「諍臣論」から》忙しくて、腰をかけている暇がないので、席があたたまる事がない、という意味から。
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「席の暖まる暇もない」の使い方

最近、僕の父さんは出張が多くて、席の暖まる暇もないって言っていたよ。

わあ。大変そうね。でも、健太くんにとっては毎回お土産が楽しみね。

そうなんだ。今回は秋田県なんだけど、何を買ってきてくれるか楽しみなんだ。

健太くんのお父さんはセンスがいいから、本当に楽しみよね。うらやましいわ。
「席の暖まる暇もない」の例文
- 彼は有能なのに、いくつかの支店や本店の各部をたらい廻しされて、席の暖まる暇もないので成果をのこせない。
- 選挙に立候補した彼は東奔西走、席の暖まる暇もないありさまで、少々痩せたようでもある。
- 少しくらい休みたいのに、現場が迷走するおかげで、今日も朝から三回も現場巡りで席の暖まる暇もない。
- せっかく念願の社長のイスに就いたのに、社長就任のあいさつ回りで、席の暖まる暇もない忙しさである。
- 自営業の家に嫁いだので、家事と仕事で席の暖まる暇もない日々が続いているが、姑が優しく手を貸してくれるので助かる。