【ことわざ】
奇を衒う
【読み方】
きをてらう
【意味】
わざと変わったことをして目立とうとする。
「奇」は、ふつうと変わっていること。「衒う」は、見せびらかす。
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「奇を衒う」の使い方

私のおばあちゃんは、奇を衒う格好が好きなのよ。

ああ、そうだよね。ともこちゃんのおばあちゃんは、遠くからでもすぐわかるよ。

そうでしょう?奇を衒う格好をしていれば、迷子になることもないし、人にすぐ顔を覚えてもらえるし、良いことだらけだって言っているの。

なるほどねえ。あの服装には、そういう意味があったんだね。
「奇を衒う」の例文
- 奇を衒ったメニューを出さなくても、まじめで誠実な料理を出していれば、自然とお客さんは増えていくと思うよ。
- 奇を衒ったわけではないのに、真面目に聞いてもらえなかった。
- 彼の奇を衒った発言は、お茶の間のみんなに受けたようで、最近、よくテレビ番組で見かけるようになった。
- その本は、奇を衒った表紙だが、中身はとてもまじめなことを議論している本なのである。
- その大道芸人は、奇を衒ったパフォーマンスでたくさんの見物人を集め、幾重にも人垣ができていた。
- 彼女は駅前で突然、奇を衒ったダンスを踊り始め、通り行くみんなの足を止め、注目を集めていた。