【ことわざ】
面皮を剥ぐ
【読み方】
めんぴをはぐ
【意味】
厚かましい人間を懲らしめ、恥をかかせること。
【語源・由来】
ー
【類義語】
面の皮を剥ぐ
【対義語】
ー
【英語訳】
to put one out of countenance
put one to shame
humiliate one
To put (a person) to shame.
「面皮を剥ぐ」の使い方

ああ。腹が立つ。いつか、あいつの面皮を剥がしてやりたい。

健太くんのクラスの問題児のこと?

そうなんだ。先生の前や親の前ではいい子なのに、生徒の前ではひどい態度なんだ。

あっ。でもその子は転校するらしいわよ。面皮を剥がす前にさようならをすることになったわね。
「面皮を剥ぐ」の例文
- 裏切られた、まんまと翻弄されていたと知り、彼女は、復讐の鬼と化し、その女の面皮を剥がずにはいられない衝動を感じた。
- 涼しい顔をしながら、裏でこの計画の中止を画策したのは彼だったのか、今度、会ったら面皮を剥いでやるからな。
- 偉そうな事を言ったって、こいつは、どうせ俗物に違いないんだし、この次には、うんと引っぱり歩いて、こづきまわして、面皮を剥いでやろうと思った。
- 私が、この小細工とあの小僧の面皮を剥ぎとってみせてくれよう!
- どうも油断のならんやつだから、私が、今に面皮を剥いでやるからな。
まとめ
面皮を剥ぐなんて、そんな残酷なことを・・・。と思ったが、紀元三世紀、呉の最後の帝・孫皓は残忍なことで有名で、そのせいで人心を失い、孫権から続いた呉の国が滅びた。この帝の残忍さがどれくらいすごかったかというと、気に入らない者の面皮を日常的に剥いでいたのである。剥いだ理由が、面の皮が厚いことが憎らしかったからというものだった。心当たりのある方は、この時代の人間じゃなくてよかったと思いながら自省した方がよいと思う。