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【水を打ったよう】の意味と使い方や例文(語源由来)

水を打ったよう

「水を打ったよう」の意味とは?

意味

【慣用句】
水を打ったよう

【読み方】
みずをうったよう

【意味】
多くの人たちが物音も立てず、しんと静まりかえっている様子。

ことわざ博士
「水を打ったよう」という表現は、その場にいる大勢の人々が一斉に静まり返る様子を指すんだよ。
助手ねこ
つまり、みんながガヤガヤしとる中で、何かあったら一瞬で静かになる、みたいな感じやな。

例えば、おもろい話をしとる中で、先生が教室に入ってきたら、みんな「水を打ったよう」にピタッと静まる、ってな感じか。なかなか生き生きとした表現やなこれは。

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「水を打ったよう」の語源由来・解説

【語源由来】
「水を打つ」は、「打ち水」といって、地面に水をまくこと。水をまくと砂ぼこりが立たなくなる事から出来た言葉。

由来を簡単に説明!
解説

「水を打ったよう」っていう表現、実はちょっと古い言葉なんだよ。昔の日本では、夏の暑さを少しでも和らげるために、「打ち水」という習慣があったんだ。これは、庭や道路に水をまいて散らすことで、水の蒸発熱を利用して周囲の気温を少し下げ、ホコリも抑えるんだ。

こうすると、まいた水が地面を湿らせて、それまで舞っていたほこりが舞わなくなる。だから、「水を打つ」って言うと、何かが急に止まったり、静まり返ったりする様子を表すんだよね。

で、「水を打ったよう」って表現は、それを引き延ばしたもの。つまり、「何かが急に止まったり静まり返ったりする様子を、打ち水でホコリが舞わなくなる様子にたとえて言う」ってこと。

例えば、クラスで騒がしく遊んでいた友達が、先生が教室に入ってきた瞬間にみんな一斉に静かになったときなんかに、「先生が入ってきたら、水を打ったように静まり返った」と言うことができるんだよ。それぐらい急に静かになった様子を表現する言葉なんだ。

「水を打ったよう」の使い方

健太
昨日、友人と目指せ!お笑い芸人コンテストっていうのに出場したんだ。
ともこ
へえ。それで、そうだった?
健太
それが、笑うところなのに会場が水を打ったようになってしまって、恥ずかしくて逃げるように帰ってきたよ。
ともこ
へえ。それは少し見たかったわね。

「水を打ったよう」の例文

例文
  1. とてもすごいプレーだったので、会場は数分間、水を打ったようになった後、大歓声が沸き起こった。
  2. 転校生が紹介されると、教室は水を打ったように静かになって、みんな彼女に注目した。
  3. 目が覚めた時、水を打ったように静まり返る夜中だった。
  4. 部屋の中には何十人もの人がいたのに、水を打ったように静かだった。
  5. ざわついていた教室は、校長先生が入ってきたとたん水を打ったようになった。
  6. 水を打ったようにしんとしてしまい、だれ一人として弁解しなかった。
  7. 娘がいなくなったと彼と家族は騒いでいたが、その娘が部屋に入ってきた瞬間、水を打ったようになった。