「算術者の不身代」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
算術者の不身代
【読み方】
さんじゅつしゃのふしんだい
【意味】
職業と暮らしぶりは一致しないこと。
教えることと、自分の生活って、必ずしも一緒にならへんのやね。それを表す言葉が、この「算術者の不身代」なんやな。
【語源・由来】
算術の先生は計算が上手なはずだが貧乏だということ。
【類義語】
・医者の不養生
・占い者身の上知らず
・学舎の不身持ち
「算術者の不身代」の解説
「算術者の不身代」っていう言葉はね、人が仕事で教えていることや得意としていることと、その人の実生活が一致していないことを示すんだよ。
考えてみて、算術の先生って、計算や数字のことを教えているから、計算がめちゃくちゃ得意なはずだよね? でもこの言葉の中の「算術の先生」は、計算は得意なのに、お金の面で困っている、つまり貧乏しているっていうことなんだ。
「不身代」っていうのは、お金や財産を持っていないことを意味しているよ。だから、この言葉は、教えることや知っていることと、実際に自分が行動していることが一致しないことを示しているんだ。つまり、「教えることは得意でも、自分の生活は上手くいってないよ」という意味だね。
「算術者の不身代」の使い方
「算術者の不身代」の例文
- 美容師なのに髪がぼさぼさで、算術者の不身代だと思う。
- 正義の味方である警察が逮捕されるとは、算術者の不身代だね。
- 料理人がコンビニ弁当を買うのを見たが、算術者の不身代じゃないか。
- ステイホームと言いながら、厚生労働省の役人が大勢で飲み会を開いていたが算術者の不身代といえる。
- 立派なことを言っている教師や政治家の息子が非行に走ると、算術者の不身代だなと感じる。