【ことわざ】
噂をすれば影がさす
「噂をすれば影」ともいう。
【読み方】
うわさをすればかげがさす
【意味】
ある人の噂をすると当人がそこに現れるものだ。
【語源・由来】
噂は悪口になりがちだから、ほどほどにという戒めの意を含む。
【類義語】
・噂を言えば主が来る
・噂を言えば筵敷け
・謗れば影さす
・謗り者門に立つ
・虎を談ずれば虎至り、人を談ずれば人至る
・人事言えば影が差す
・人事言わば筵敷け
・呼ぶより謗れ
【英語】
Speak of the devil and he will appear.(悪魔の噂をすると悪魔が現れる)
Sooner named sooner come.(名前を呼ぶや否や現れる)
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「噂をすれば影がさす」の使い方
数学の授業でさ~、先生が何度も同じ文字を間違えたんだよね。初めのうちはみんな黙ってたんだけど、何回も間違えるからおかしくておかしくて、僕もう笑いが抑えきれなかったよ。それでさ~、隣の席の子なんか笑いをこらえるのに必死で、自分の太ももをつねってまでこらえていたよ。本当にもう
健太君…健太君…ちょっと…
え?何?どうしたの?…アッ、先生!!
先生、思いっきり健太君を睨んでいたわね。噂をすれば影がさすって言うけど、これは後が怖いわよ。
「噂をすれば影がさす」の例文
- 噂をすれば影がさすだね。こちらのご婦人と今まであなたの話で盛り上がっていたんだよ。
- 「あの子、あんなに細い体しているけど、大食いなのよ」とその場にいない女の子の事を話していたら、噂をすれば影がさすで、本人がひょっこり現れて少し気まずかった。
- 自分が好意を持っている女の子に他の男子の悪口を言っていたら、噂をすれば影がさすで当人が突然姿を見せてしまい、僕は慌てふためいてその場を後にした。
まとめ
中国には似たようなことわざで「曹操の噂話をすると曹操が現れる」があります。