【ことわざ】
挨拶は時の氏神
【読み方】
あいさつはときのうじがみ
【意味】
挨拶は時の氏神というのは、喧嘩や争いごとが起きた際に仲裁してくれる人がいたら、それに従うのが良いということです。
【語源・由来】
「挨拶は時の氏神」で言う「挨拶」は、争いの間に立って仲裁することです。「氏神」とは、神として祭られた氏族の先祖、あるいは、住んでいる土地の人々を守護する神様のことです。もめごとを仲裁してくれる人は神様のようにありがたい存在だから、仲裁に従って早く収束させたほうがいい、という意味です。
【類義語】
・時の氏神
・仲裁は時の氏神
・仲人は時にとっての氏神
【英語訳】
Blessed are the peacemakers.
「挨拶は時の氏神」の意味として「元気のいい挨拶は場を明るくし、幸運をもたらす神のような行為である」と受け取ってしまいがちだが、これは間違っています。
「挨拶を上げる」という言葉もあり、こちらは「争いの仲裁を取りやめる」という意味です。
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「挨拶は時の氏神」の使い方

昨日お父さんとお母さんが喧嘩してたよ~。

ええー大変だったね~。

何とか僕が間に入って仲直りしてくれたよ…。

挨拶は時の氏神ね!よくやったじゃない!。
「挨拶は時の氏神」の例文
- 挨拶は時の氏神だ。強情を張らずに素直に友人の言うことを聞きなさい。
- 友達の夫婦が喧嘩していた。挨拶は時の氏神と思ったが、喧嘩した理由が馬鹿馬鹿しかったために仲裁に入らなかった。
- 町を歩いていたら言い争いを目撃し、挨拶は時の氏神と思い仲裁し、争いを鎮めることができた。