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【獲麟】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

獲麟

「獲麟」の意味(出典・語源由来)

意味【ことわざ】
獲麟

【読み方】
かくりん

【意味】
筆を絶つこと。物事の終わり。転じて臨終のこと。

「麟」は、麒麟。聖人が世に出る時に現れるという想像上の動物。
ことわざ博士
「獲麟」という言葉は、古典文学で使われることが多いんだ。

1つ目の意味としては、文章や作品の最後、つまり絶筆を指すことがある。2つ目の意味としては、人の一生の終わり、すなわち臨終を意味することもあるよ。

助手ねこ
そうなんや。それはもう、何かの終わりや最後を表してるわけやな。

作品や人生の最後の瞬間に使われるんやね。何事も、最後のほうが大事やから、最後を飾る言葉として使われるんやろな。最後までちゃんとやり遂げることの大切さを教えてくれるんやな。

【出典】
春秋しゅんじゅう

【語源・由来】
中国の史書「春秋」が哀公十四年の「春、西に狩りして麟を獲たり」という句で終わっている所から、絶筆や物事の終わりの意で用いる。また、「春秋」は、孔子が著した最後の書とされることから、辞世、臨終の意でも用いられる。

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「獲麟」の解説

カンタン!解説
解説

「獲麟」っていう言葉はね、中国の有名なおとぎ話に出てくる、麒麟(きりん)という不思議な生き物がキーポイントになっているんだ。

昔々、とても賢い先生である孔子さんが、自分の書いていた大事な本「春秋」を書き終えるとき、麒麟を見つけたっていう話があるんだ。麒麟を見つけることは、とてもめずらしくて特別なことなので、それを最後にして、その後で亡くなったとされているよ。

だから、「獲麟」という言葉は、1つのことが最後になるときや、人生の終わりを指すことが多いんだよ。

  1. 「絶筆」というのは、その人が最後に書いたもの、つまりその人の作品の最後を表しているよ。
  2. 「臨終」というのは、人の人生の最後、つまり亡くなる直前のことを言うんだ。

この言葉から、人生や物事の大切な終わりの時をとても尊重するという教えを感じることができるね。

「獲麟」の使い方

健太
あの作家さんが獲麟を決断したんだって。
ともこ
好きだったのに。もう新作を読めないのね。
健太
日本語の乱れを憂えて書くことをやめるんだって。
ともこ
そういう人にこそ美しい日本語で書いてほしいのに。
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「獲麟」の例文

例文
  1. 意識があるうちに獲麟の句を詠む。
  2. 獲麟の時に、健太くんは「ありがとう。幸せだった」と言ってくれた。
  3. 途中色々あったけど、獲麟良ければすべてよしだ。
  4. ご厚意で恩師の獲麟の瞬間に立ち会わせてもらえてよかった。
  5. 書きたいという意欲が湧くまで獲麟する。

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