「耳が痛い」の意味とは?(出典)
【慣用句】
耳が痛い
【読み方】
みみがいたい
【意味】
自分のあやまちや弱みをついていて、聞くことがつらいという意味。
例えば、「お前、部屋の片付けちゃんとしろよ」って言われて、その通りだと思ってるから、「うー、耳が痛いわー」って感じになるんやな。
【出典】
「孔子家語」
「耳が痛い」の語源由来・解説
「耳が痛い」の語源は、遠い昔の中国に遡るんだ。その頃、すごく賢い人がいて、その名前は「孔子」という人だったんだ。そして、孔子とその弟子たちが話したことをまとめた、「孔子家語」という本があるんだ。この本の中に「忠言耳に逆らう」という言葉があるんだけど、これが「耳が痛い」の言葉の由来とされているんだよ。
「忠言」というのは、大人が子供に対して良いことを教える時や、友達が友達に対して正しいことを伝える時に言うアドバイスのようなものだよ。でも、そのアドバイスが自分の間違いを指摘するものだったり、自分が聞きたくないことだった場合、それを聞くのがちょっと辛くて「耳が痛い」って感じるんだ。
だから、「耳が痛い」とは、自分の間違いを指摘されたり、自分が認めたくないことを聞いた時の気持ちを表す言葉なんだよ。例えば、部屋の片付けをしないで、「お部屋を片付けなさい」ってママに言われたとき、「耳が痛い」って感じるかもしれないね。それは、自分が何かを怠っていたことを認めるのがちょっと辛いからだよ。
「耳が痛い」の使い方
「耳が痛い」の例文
- 両親の言うことは耳が痛いけど、素直に聞いてみよう。
- 会社の上司の嫌味は耳が痛い。
- 妹と喧嘩をしたときに、母に「あなたはお姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」と言われるのが、いちばん耳が痛い。
- 耳が痛いセリフをいう人ほど本当はあなたのことを思っているのよ。
- 自分より年下の人に諭されてしまい耳が痛い。
【注意!】間違った例文
❌「先生に、明日はテストだと言われた。耳が痛いよ。」