【慣用句】
うっちゃりを食う
【読み方】
うっちゃりをくう
【意味】
土壇場で形勢を逆転させること。ここぞという最後になってやられる。
【語源・由来】
「うっちゃり」は、相撲の決まり手の一つで、土俵際に追い詰められた力士が、体をひねって相手を土俵の外に投げ出すわざ。
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「うっちゃりを食う」の使い方

もう、絶対勝てると思ったのに、フェイントに引っかかって負けるなんて。うっちゃりを食うとはこのことだよ。

最後まで油断してはいけないってことよね。最後の最後であのフェイントを繰り出してくるなんて、敵は冷静だったわね。

そうだね。とても冷静で、勝ちに対して貪欲だったよ。

それくらいの気持ちじゃないと勝負に勝つことはできないって学ぶことができてよかったわね。
「うっちゃりを食う」の例文
- 小さいころ夢中になって食べていた駄菓子を久しぶりに食べたが、うまくもまずくもなく、ただアミノ酸の味しかしなかったので、何となくうっちゃりを食わされたような気持ちだった。
- 彼は、何か自分には想像もつかない理由で、うっちゃりを食ったのだと思ったので、戦況を把握しようと少々慌てた。
- そのチームは、セ・リーグ優勝を果たし、日本シリーズでは、関西に本拠地を持つチームに三連敗しながらも、残りを四連勝と見事にうっちゃりを食わせて見せた。
- これをあげても良いよと彼に言われたのに、いざもらう時に、やっぱり使うかもしれないからやめたと言われると、うっちゃりを食わされた気持ちだ。
- ロスタイムで、うっちゃりを食わされたが、最後まであきらめない敵の姿勢はあっぱれだった。