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【起きて半畳寝て一畳】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

起きて半畳寝て一畳

「起きて半畳寝て一畳」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】

起きて半畳寝て一畳

このことわざのあとに続けて、「天下取っても二合半」と表すこともあります。

【読み方】

おきてはんじょうねていちじょう

【意味】

人間の生活に必要な面積はわずかなのだから、ぜいたくは慎むべきということ。

必要以上の富貴を望んでも、しかたがないということ。
ことわざ博士
「起きて半畳寝て一畳」ということわざは、人生において、物質的な贅沢や多くの所有を追求しない、質素な生き方の姿勢を示しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「シンプルに生きるのが一番」ってことやな。

大きな家や高級なものに囲まれても、結局は自分が使うスペースはそれほど多くないってこと。無駄なものに囲まれず、シンプルで質素な生き方が大切やって、このことわざが言いたいんやな。物に囚われへんように、心の中で冷笑して生きていこうってな。

【語源・由来】

一人の人間の生活空間は、起きている時は半畳、寝ている時は一畳あれば充分という意から。

【類義語】
・起きて三尺寝て六尺
・千石万石も米五合
・千畳敷に寝ても畳一枚
・立って半畳寝て一畳
・天下取っても二合半

【英語訳】
・one should be satisfied without desiring more wealth and rank than necessary
・waking half a tatami mat, sleeping a single tatami mat

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「起きて半畳寝て一畳」の解説

カンタン!解説
解説

「起きて半畳寝て一畳」っていうことわざは、生活をシンプルにすること、物質的なことにこだわらないことの大切さを教えてくれるよ。

この言葉はね、目覚めているときは畳半分のスペースがあれば十分で、寝るときは畳一枚分のスペースさえあればいい、ということを言っているんだ。それはつまり、豪華な家具や大きな家、たくさんのお金なんかじゃなくて、最低限の生活ができればそれでいい、っていう考え方を示しているんだよ。

だから、「起きて半畳寝て一畳」っていうことわざは、贅沢な生活や地位、お金にこだわらず、シンプルな生活を送ることの価値を教えてくれるんだよ。物事の本質を大切にし、物質的なことにとらわれない生き方を提案しているんだね。

「起きて半畳寝て一畳」の使い方

健太
食べ放題に行くと、どうして取りすぎてしまって、食べきるのが大変なんだ。
ともこ
起きて半畳寝て一畳というのだし、いくら食べ放題とはいえ欲張りは良くないわね。
健太
分かっているんだけど、どうしてももったいない様な気がしてね。
ともこ
美味しく食べるのが一番よ。
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「起きて半畳寝て一畳」の例文

例文
  1. 起きて半畳寝て一畳、見栄だけの為に大きな家に住んでもしょうがないよ。
  2. あんなに偉大な先生でも、起きて半畳寝て一畳を心得てらっしゃるので質素な生活だ。
  3. 起きて半畳寝て一畳を忘れてはいけない。必要以上に無駄遣いしない方が良い。
このことわざの由来については、諸説あります。日本では江戸時代の国語辞典『諺苑』が初出とされており、そこに中国古代前漢の学者・韓嬰による書物『韓詩外伝』の用例が記されていますが、実際の『韓詩外伝』には「家などは膝を容れるだけ在ればよい」といった内容でしか記述が無く、どこでこの様な言い回しに変わったのかは定かではありません。

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