【ことわざ】
起きて半畳寝て一畳
このことわざのあとに続けて、「天下取っても二合半」と表すこともあります。
【読み方】
おきてはんじょうねていちじょう
【意味】
人間の生活に必要な面積はわずかなのだから、ぜいたくは慎むべきということ。
【語源・由来】
一人の人間の生活空間は、起きている時は半畳、寝ている時は一畳あれば充分という意から。
【類義語】
・起きて三尺寝て六尺
・千石万石も米五合
・千畳敷に寝ても畳一枚
・立って半畳寝て一畳
・天下取っても二合半
【英語訳】
・one should be satisfied without desiring more wealth and rank than necessary
・waking half a tatami mat, sleeping a single tatami mat
【スポンサーリンク】
「起きて半畳寝て一畳」の使い方

食べ放題に行くと、どうして取りすぎてしまって、食べきるのが大変なんだ。

起きて半畳寝て一畳というのだし、いくら食べ放題とはいえ欲張りは良くないわね。

分かっているんだけど、どうしてももったいない様な気がしてね。

美味しく食べるのが一番よ。
「起きて半畳寝て一畳」の例文
- 起きて半畳寝て一畳、見栄だけの為に大きな家に住んでもしょうがないよ。
- あんなに偉大な先生でも、起きて半畳寝て一畳を心得てらっしゃるので質素な生活だ。
- 起きて半畳寝て一畳を忘れてはいけない。必要以上に無駄遣いしない方が良い。
このことわざの由来については、諸説あります。日本では江戸時代の国語辞典『諺苑』が初出とされており、そこに中国古代前漢の学者・韓嬰による書物『韓詩外伝』の用例が記されていますが、実際の『韓詩外伝』には「家などは膝を容れるだけ在ればよい」といった内容でしか記述が無く、どこでこの様な言い回しに変わったのかは定かではありません。