【ことわざ】
肝胆も楚越なり
「肝胆も楚越」ともいう。
【読み方】かんたんもそえつなり
【意味】
似ているものでも見方によって違って見えること。また、近い関係にあるものが遠い関係になるたとえ。密接な関係にありながらいがみ合うこと。
「肝胆」は、肝臓と胆嚢。
【出典】
「荘子」
【語源・由来】
肝臓と胆嚢のように近くにあっても、楚と越のように隔たって感じられることから。
【類義語】
・心合わざれば肝胆も楚越の如し
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「肝胆も楚越なり」の使い方
健太くん。親友と喧嘩したの?
同じ子を好きになって仲違いしたんだ。
双子のように仲が良かったのに肝胆も楚越なりね。でも二人とも振られたらきっと仲直りするわね。
僕は振られっこないよ。
「肝胆も楚越なり」の例文
- スマホが普及して、肝胆も楚越なりのように交際が途切れることが減った。
- クラスが離れ肝胆も楚越なりとなった。
- キャベツとレタスは似ているが、相違点をあげれば肝胆も楚越なりで結構違う。
- あの双子はよく似ているが、肝胆も楚越なりで一度見分けがつくようになればもう間違えない。
- 世界に二人だけの兄弟なのに肝胆も楚越なりだ。仲良くすればいいのに。