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【猫を被る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

猫を被る

「猫を被る」の意味(語源由来・類義語・対義語)

意味
【慣用句】
猫を被る

【使い方】
ねこをかぶる

【意味】
本心を包み隠して、上辺だけ穏やかでおとなしそうにとりつくろうこと。

ことわざ博士
「猫を被る」という表現は、外見上はおとなしく見せかけることを意味しているんだよ。

本当はそうではないのに、あえておとなしいふりをして、周囲を欺くような行動を指しているんだ。

助手ねこ
なるほどなぁ。つまり、「見た目はええ子ちゃんぶって、本当はそうじゃない人のこと」ってことかいな。猫が可愛らしい顔してるけど、時としてえらい鋭い爪を隠してるみたいに、人も見た目によらず裏があるってわけや。

これは、人を見たら外見だけで判断せんと、その人の本当の性格や意図をしっかり見極めようってことを教えてくれてるんやな。

【語源由来】
おとなしい猫のように、本当の自分をかくして、おとなしくしていることから。

【類義語】
・借りてきた猫
・知らぬかんぴょう猫の糞

【対義語】
・馬脚を現す
・化けの皮がはがれる

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「猫を被る」の解説

カンタン!解説
解説

「猫を被る」ということわざはね、自分の本当の性格や意図を隠して、外見だけをおとなしく、やさしく見せかけることを言うんだよ。この表現は、本当はちょっとした悪だくみをしているかもしれないけど、表面上はとても良い人のように振る舞う人のことを指すんだ。

たとえばね、学校で先生の前ではいつもおとなしくて、良い子に見えるけど、実はクラスの中でいたずらをたくさんしている子がいるとしよう。その子が「猫を被っている」と言えるんだよ。つまり、本当は違うのに、いい人を装っているってわけ。

この言葉は、人が自分の本性や意図を隠すために使う行動や態度をうまく表していて、見た目だけでは人を判断できないことを教えてくれるんだね。だから、「猫を被る」人には注意が必要だよ、本当のところは違うかもしれないからね。

「猫を被る」の使い方

健太
ともこちゃんは、僕の前ではけっこう怖いのに、先生の前では猫を被ってニコニコしているよね。
ともこ
あら、健太くん。こんなにやさしい私に、そんなことをいうの?もう二度と宿題を見せてあげないわ。
健太
ともこちゃん・・・。笑いながら怒っているから、余計に怖いよ。
ともこ
健太くん、絶対に許しませーん。
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「猫を被る」の例文

例文
  1. やんちゃで、粗暴な妹だったけれども、なぜか母の前では猫を被っていた。
  2. 表面は、猫を被って愛想がいいが、心の奥底に悪意をのぞかせている顔つきだった。
  3. 今日は授業参観だから、いつも授業中にさわいでいる健太くんが、猫を被って静かにしている。
  4. 健太くんは、普段、俺というが、猫を被るときには僕という。
  5. 今日のともこちゃんを見ていると、先日、会ったともこちゃんは猫を被っていた仮の姿だったらしい。
  6. あの夫婦は、双方が猫を被っている張りぼての夫婦だったが、時間がたつにつれ、本物らしくなってきた。

【注意!】間違った例文

❌「ともこちゃんは、いつも猫を被っていて、おだやかな性格だ。」

この使い方は間違い。「猫を被る」は、よい意味では使わないので注意。

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