「轍鮒の急」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【故事成語】
轍鮒の急
【読み方】
てっぷのきゅう
【意味】
さし迫った危険・困窮。


『荘子』では、轍の水たまりに取り残された鮒が、今すぐ少しの水をほしいと訴えるんや。そこから、救いを急いで必要とするほど切迫した危機や困窮を表すようになったんだニャ。
【語源・由来】
『荘子』「外物」の故事による。困窮した荘子が穀物を借りようとした際、後で大金を貸すと言われ、轍の水たまりで今すぐ水を求める鮒の話をして、目前の救いが必要な自分の窮状をたとえたことから。
【出典】
「荘子」
【類義語】
・焼眉の急(しょうびのきゅう)
・尻に火がつく(しりにひがつく)
【英語訳】
英語では文脈に応じて an imminent crisis や imminent danger などと表せる。
「轍鮒の急」の解説
「轍鮒の急」という言葉は、非常に危機的な状況や、切迫した困難を表すことわざだよ。この表現の由来は、中国の古典「荘子」にあるんだ。
「轍鮒」とは、道路の轍(わだち)にできた水たまりにいるフナ(鮒)のことを指しているんだ。通常、フナは池や川などの広い水域で生活するが、轍の水たまりにいるフナは、水が乾きかけていて、すぐに死んでしまいそうな非常に危険な状況にあるということを意味しているんだね。
たとえば、経済的に追い詰められている状況や、何らかの理由で急いで解決策を見つけなければならないような場合に「轍鮒の急」という言葉を使うことができるよ。この言葉は、水が枯渇しつつある小さな水たまりにいるフナの姿を通じて、極めて緊急かつ危機的な状況を表しているんだ。
このように、「轍鮒の急」という表現は、切迫した困難や危機を直面している状況を表すのに使われる言葉なんだよ。
「轍鮒の急」の使い方




「轍鮒の急」の例文
- 何をおいてもまずその処置をしなければ、轍鮒の急だ。
- うちの会社が危ないのはうすうす承知していますが、何が轍鮒の急なのか我々社員が理解していないのが最大の問題だと思います。
- 運転資金が尽きかけており、資金調達は会社にとって轍鮒の急だった。
まとめ
轍鮒の急は、後日の大きな助けではなく、今すぐの救いが必要なほど切迫した危機・困窮を表す故事成語です。




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非常に厳しい状況や危機に瀕している状態を表しているんだ。