大学受験現代文で、最低限覚えておきたい必須慣用句を五十音順に掲載しました。
高校生が絶対に覚えておくべき慣用句を厳選しましたので、この記事で紹介している慣用句は全て確実に覚えておきましょう!
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目次
「あ行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
揚げ足を取る(あげあしをとる)
言葉尻をとらえたり、言い間違いにつけこんだりして相手をやりこめること。
顎で使う(あごでつかう)
高慢な態度で人をつかうこと。
足が出る(あしがでる)
はじめの予定よりも多くのお金がかかる。赤字になる。
足下に火が付く(あしもとにひがつく)
危険や都合の悪いことが迫ること。
足を洗う(あしをあらう)
汚れた足をきれいに洗うことから、悪いおこないや悪い仲間とのつながりをやめて、まじめに生活すること。
後の祭り(あとのまつり)
物事が終わった後に後悔をしても手遅れであるということ。
油を売る(あぶらをうる)
むだ話をして、仕事を怠ける。
油を絞る(あぶらをしぼる)
①あれこれと言葉で厳しく叱ったり責めたりする。
②できない問題や難問を出して力を厳しく試す。
頭が上がらない(あたまがあがらない)
相手に引け目を感じて、相手と同等の気持ちになれないこと。
頭が下がる(あたまがさがる)
感心したり、尊敬したりする気持ちになるという意味。
泡を食う(あわをくう)
突然のことに驚き慌てる。
息が合う(いきがあう)
ともに事をする二人以上の間で気分がぴったりと合う。
息を殺す(いきをころす)
呼吸を抑えてじっとしていること。
息を呑む(いきをのむ)
はっと驚いたり、感動したりする。
石に齧りついても(いしにかじりついても)
どんなに苦しくてもがまんして。
板に付く(いたにつく)
その地位や仕事がその人にぴったりあってくる。また、服などがその人になじんでくる。
一目置く(いちもくおく)
相手を自分より優れたひととしてうやまって一歩譲ることのたとえ。
後ろ髪を引かれる(うしろがみをひかれる)
きっぱりと思い切れないで、あとに心が残る。未練が残っている。
後ろ指をさされる(うしろゆびをさされる)
人格や行動を他人に否定されたり、さげすまれること。
腕に縒りをかける(うでによりをかける)
自分の能力を十分に発揮しようとして、はりきる。
馬が合う(うまがあう)
気持がよく合い、行動を共にしやすい。相性が良い。
お茶を濁す(おちゃをにごす)
いいかげんに言ったりしたりしてその場をごまかす。
「か行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
顔が広い(かおがひろい)
交際範囲が広く、多方面に知人があること。
顔から火が出る(かおからひがでる)
恥ずかしくて顔が真っ赤になる様子。
顔に泥を塗る(かおにどろをぬる)
その人の言動で他人の体面を汚すこと。恥をかかせること。
肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
重い責任や負担から解放されること。
肩を並べる(かたをならべる)
相手と同等の能力を持ち対等の立場に立つこと。
気が置けない(きがおけない)
緊張したり遠慮するなどの、気遣いの必要がなく、親しく付き合えること。
木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)
物事の不調和なこと。条理の通らないことにいう。
肝に銘じる(きもにめいじる)
心に深く刻みつけて忘れないようにする。
口が堅い(くちがかたい)
いってはならないことをほかの人にいわない。
口が軽い(くちがかるい)
おしゃべりだ。いってはならないことまでべらべらしゃべる。
口を割る(くちをわる)
かくしていたことなどをしゃべる。白状する。
首を長くする(くびをながくする)
今か今かと待ち焦がれる様子。
腰が抜ける(こしがぬける)
こわかったり、おどろいたりして、立っていられなくなる。
腰が低い(こしがひくい)
人にたいして、いばったりしないでていねいである。
「さ行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
匙を投げる(さじをなげる)
医者が治療の方法が見つからないと、薬の調合用の匙を投げだすことから、物事に成功する見込みがなくて、あきらめてしまうこと。医者が病人の治療をあきらめるほと、病状が悪化して、手の施しようがないこと。治療や病人に対してだけではなく、これ以上どのように努力をしても、もう成功する見込みがないと悟り、あきらめてしまうこと。
舌を巻く(したをまく)
驚いたり感心したりする様子。
痺れを切らす(しびれをきらす)
長い間待って、一刻も我慢できないようす。
雀の涙(すずめのなみだ)
ほんのわずかな量のたとえ。
図に乗る(ずにのる)
いい気になって勢いづく。調子に乗る。つけあがる。
「た行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
太鼓判を押す(たいこばんをおす)
間違いないと請け合うこと。確かに保証すること。
高を括る(たかをくくる)
あなどる。大したことはないとあまく見る。
手に負えない(てにおえない)
自分の力では扱いきれない。手に余る。
手を通す(てをとおす)
衣服を着る。
途方に暮れる(とほうにくれる)
どうしたらよいか方法が分からず、困り果てる。
「な行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
二の足を踏む(にのあしをふむ)
ためらう。しりごみする。
二の句が継げない(にのくがつげない)
あまりにもおどろいたり、あきれたりして次の言葉が続かない。
念を押す(ねんをおす)
重ねて注意する。また、注意して確かめる。
喉から手が出る(のどからてがでる)
欲しくてたまらない様子。
「は行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
鼻が高い(はながたかい)
人に自慢できることがあって、得意になる様子。
鼻に掛ける(はなにかける)
他よりも優れていることを自慢する。
腹を割る(はらをわる)
つつみかくさずに、ほんとうの気持ちや考えを打ち明ける。本心をさらけだす。
臍を噛む(ほぞをかむ)
どうにもならないことを後悔すること。
骨が折れる(ほねがおれる)
何かをするのに非常に苦労をする。
「ま行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
水の泡(みずのあわ)
努力したことが、すべて無駄になってしまうことのたとえ。
耳が痛い(みみがいたい)
自分のあやまちや弱みをついていて、聞くことがつらいという意味。
耳にたこが出来る(みみにたこができる)
同じ話を何度も聞かされて嫌になるという意味。
耳を貸す(みみをかす)
人の話を聞こうとする。相談に乗る。
虫がいい(むしがいい)
自分勝手で、ずうずうしい。
胸が騒ぐ(むねがさわぐ)
よくないことがおこるのではないかと、心が落ち着かない。むなさわぎがする。
胸を撫で下ろす(むねをなでおろす)
心配していたことがなくなり、安堵すること。問題も起こらず思い通りにことが運び安心すること。
目が肥える(めがこえる)
色々なものを見て、良い悪いの区別が分かるようになるという意味。
目が高い(めがたかい)
ものを見分ける力が優れているという意味。
目から鼻へ抜ける(めからはなへぬける)
①抜け目がなくやる事素早い様子。
②非常に利口で賢いさまのたとえ。
目に余る(めにあまる)
①黙って見ていられ泣いほど、あまりにもひどい様子。
②数が多くて一目で見渡すことができない。
目も当てられない(めもあてられない)
あまりにも気の毒で見ていられないという意味。
目を丸くする(めをまるくする)
おどろいて目を大きく見開く。
「や行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
矢面に立つ(やおもてにたつ)
質問、非難や攻撃などをまともに受ける立場に立つこと。
山を張る(やまをはる)
うまくあたるように推測で何かをする。
指をくわえる(ゆびをくわえる)
うらやましいのに、どうしようもない。
弓を引く(ゆみをひく)
目上の人や尊敬する人に背いたり、反抗すること。
横車を押す(よこぐるまをおす)
道理に合わないことを無理に押し通すこと。
「ら行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
烙印を押される(らくいんをおされる)
生涯消しさることのできない汚名を受ける。この人は悪いことをしたと、周りからはっきり決められてしまうたとえ。
路頭に迷う(ろとうにまよう)
住む家や生活の手段を失って、困り果てる。
「わ行」の【大学受験】入試現代文によく出る!必須慣用句一覧
藁にも縋る(わらにもすがる)
せっぱつまって、頼りになりそうにないものにまで頼り、助けを求めていくさま。
我を忘れる(われをわすれる)
じぶんのことを忘れるほど、ものごとに心を奪われる。