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故事成語一覧

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「か」から始まる故事成語

「か」:133語を掲載しています。

上に交わりて諂わず、下に交わりて驕らずうえにまじわりてへつらわず、したにまじわりておごらず地位や身分が上の人にこびへつらわず、下の人に対しても威張らず、相手の立場に左右されない公平な態度で接すること。
会稽の恥かいけいのはじ敗戦によって受けた恥辱。また、他人から受けた、忘れがたいひどい屈辱。
解語の花かいごのはな言葉を理解する花という意から、美人をたとえていう言葉。唐の玄宗皇帝が楊貴妃をたたえた故事にもとづく。
快刀乱麻を断つかいとうらんまをたつもつれた物事や紛糾した問題を、すばやく鮮やかに処理すること。
快犢車を破るかいとくくるまをやぶる勢いがありすぎて乱暴に見える子どもにも、将来大成する素質があるというたとえ。また、そのような力をよく導き、自制を教えて育てるべきだという意味もある。
海棠眠り未だ足らずかいどうねむりいまだたらず美しい女性が、酒に酔って眠ったあと、まだ眠り足りないように目もとをほんのり赤らめ、なまめかしくよわよわしく見えるさま。
隗より始めよかいよりはじめよ大きな事を行うには、まず身近なことから始めよという意味。転じて、物事は言い出した者から実行せよという意味にも用いる。
怪力乱神を語らずかいりょくらんしんをかたらず怪しげなことや、不確かなことを口にしないということ。
偕老同穴かいろうどうけつ夫婦が仲むつまじく、契りが固いこと。生きてはともに老い、死後は同じ墓に葬られるという意味からいう。
回禄の災いかいろくのわざわい火災にあうこと。火事。
階を釈てて天に登るかいをすてててんにのぼるはしごを置き去りにして天へ登ろうとするように、実現しようのないことのたとえ。
河海は細流を択ばずかかいはさいりゅうをえらばず大人物は度量が広く、さまざまな人をよく受け入れることのたとえ。
河漢の言かかんのげん漠然として取り留めもない言葉。大げさで現実から離れた言葉や、根拠の乏しい話をいう。
下学して上達すかがくしてじょうたつす初歩的なところから学び始め、やがて高遠な学理や深い道理にまで達すること。下学上達。
鏡明らかなれば則ち塵垢止まらずかがみあきらかなればすなわちじんこうとどまらず心が清らかで澄んでいれば、欲や邪念に乱されないこと。磨かれた鏡に、ちりやあかがとどまらないことをたとえにした言葉。
牆に耳ありかきにみみあり内密の話が、ほかの人に漏れやすいことのたとえ。どこでだれが聞いているか分からないから、秘密の話には注意せよという意味。
蝸牛角上の争いかぎゅうかくじょうのあらそい小国同士が争うこと。転じて、狭い世界の中で、つまらないことにこだわって争うこと。
火牛の計かぎゅうのけい牛の角に刃を付け、尾に結んだ葦に火をつけて敵陣へ走らせ、敵軍を混乱させる戦術。
隠すより現るかくすよりあらわる隠し事は、隠そうとすればするほど、かえって人に知られやすくなるということ。
客星帝座を犯すかくせいていざをおかす身分の低い者が、天子の位をねらうことのたとえ。 「客星帝座を犯す」の故事 「客星帝座を犯す」は、中国の正史『後漢書(ごかんじょ)』(南朝宋・5世紀、范曄撰)の「逸民列伝」に収められた、厳光(げんこう)と後漢の光武帝(こうぶてい)との故事にもとづく表現です。『後…
獲麟かくりん文章を書き終えること。転じて、物事の終わり、臨終、辞世を表す。
隠れたるより見るるはなしかくれたるよりあらわるるはなし人に隠れて悪事をしても、自分自身が知っている以上、それ以上に明らかなことはないということ。転じて、秘密は隠しても、かえって世間に知られやすいということ。
下愚の性移るべからずかぐのせいうつるべからずきわめて愚かな者の性質は、教えたり諭したりしても改められないということ。
家鶏を賤しみて野雉を愛すかけいをいやしみてやちをあいす身近にある価値あるものや古くから親しんだものを軽んじ、遠くにある新奇なものをむやみにありがたがることのたとえ。
影の形に随うが如しかげのかたちにしたがうがごとし影が物の形から離れないように、いつも一緒にいて離れないこと。
影を畏れ迹を悪むかげをおそれあとをにくむ自分で悩みごとを作り出し、心を平静に保てなくなることのたとえ。
和氏の璧かしのたま古代中国にあったと伝わる名高い宝玉。また、めったに手に入らない、非常に価値のあるもののたとえ。
華胥の国に遊ぶかしょのくににあそぶよい気持ちで昼寝をすること。
家書万金に抵るかしょばんきんにあたる離れて暮らす家族からの手紙は、どんな大金にも代えがたいほどありがたく、うれしいものだということ。
苛政は虎よりも猛しかせいはとらよりもたけし苛酷な政治が人々に与える害は、虎に襲われる害よりもひどいということ。悪政を戒める言葉。
河清を俟つかせいをまつ黄河の水が澄むのを待つように、いつまで待っても実現する見込みのないこと。
風、条を鳴らさずかぜ、えだをならさず風が吹いても枝が音を立てないほど、世の中が静かに平和に治まっていることのたとえ。
風、破窓を射て灯火滅し易しかぜ、はそうをいてともしびめっしやすし破れた窓から風が吹き込み、灯火が消えやすいような、貧しくわびしい住まいのこと。
風にそよぐ葦かぜにそよぐあし権力者の言うままになり、自分のしっかりした考えをもたない人のたとえ。
風の耳を過ぐるが如しかぜのみみをすぐるがごとし風が耳もとを通り過ぎるように、物事を心に留めず、少しも気にかけないことのたとえ。
難きを先にして獲るを後にすかたきをさきにしてうるをのちにす困難な仕事や骨の折れる務めを先に行い、自分の利益や報いは後回しにすること。
片口聞いて公事を分くるなかたくちきいてくじをわくるな一方だけの言い分を聞いて、訴訟や争いごとの判断を下してはいけないという戒め。双方の話を聞いたうえで、公平に判断すべきことをいう。
刀折れ矢尽きるかたなおれやつきる戦いに敗れてさんざんなありさまになること。また、力や手段を使い果たし、物事に立ち向かう方法がなくなること。
刀を売りて子牛を買うかたなをうりてこうしをかう戦いや争いから離れ、武器を手放して、農業などの平和な暮らしに向かうこと。
勝ちを千里の外に決すかちをせんりのそとにけっす自分は戦場へ行かず、離れた場所ではかりごとをめぐらして、遠い戦場で勝利を得させること。転じて、すぐれた作戦や見通しによって、遠くの結果を決めること。
渇して井を穿つかっしていをうがつ物事が起こってから急いで準備しても間に合わないこと。また、必要に迫られてから対策を始めても手遅れであること。
渇しても盗泉の水を飲まずかっしてもとうせんのみずをのまずどんなに困っていても、不義・不正には手を出さないことのたとえ。
渇すれども盗泉の水を飲まずかっすれどもとうせんのみずをのまずどんなに困り苦しんでいても、不正や不義に少しも関わらず、身を慎むこと。
刮目して相待つべしかつもくしてあいまつべし相手が大きく成長したり変化したりしているかもしれないので、以前の印象のまま見ず、目をこすってよく見直すべきだという意味。
褐を被て玉を懐くかつをきてたまをいだくすぐれた才能や徳を持ちながら、それを表に出さず、粗末な外見の内に秘めていることのたとえ。
糧を捨てて船を沈むかてをすててふねをしずむ生きて帰らないほどの覚悟を決め、決死の気持ちで戦いに臨むことのたとえ。
糧を敵に借るかてをてきにかる敵の食料を奪って自分たちの食料として使うこと。転じて、反対者や競争相手をうまく利用することのたとえ。
瓜田に履を納れずかでんにくつをいれず瓜畑で履物を直すと瓜を盗むように疑われることから、人に疑われるような行いは避けよというたとえ。
河東の獅子吼かとうのししく嫉妬深い妻や気性の強い妻が、夫に対して激しく小言をいうことのたとえ。妻の強い怒りや叱責を、獅子のほえる声にたとえた表現。
鼎足を折り公の餗を覆すかなえあしをおりこうのこながきをくつがえす実力のない者を重い地位や大切な役目につけると、その任に耐えられず、大きな失敗を招くこと。特に、国や組織を危うくするような重大な人事の失敗をいう。
鼎の軽重を問うかなえのけいちょうをとうある人の地位を奪おうとすることのたとえ。また、ある人がその地位にふさわしい能力や、地位そのものの価値を疑うことのたとえ。
鼎の沸くが如しかなえのわくがごとし鼎の中の湯が沸き返るように、物事が混乱して騒がしいさま。多くの人が騒ぎ立て、収まりがつかない状態のたとえ。
鼎を扛ぐかなえをあぐ重い鼎を持ち上げるほど、腕力が非常に強いことのたとえ。
悲しみは生別離より悲しきは莫しかなしみはせいべつりよりかなしきはなし人生で最も深い悲しみは、親しい人と生きながら別れることにある、という意味。
科に盈ちて後進むかにみちてのちすすむ水がくぼみを満たしてから先へ流れるように、学問も一歩一歩、順を追って進むべきだということ。
金が唸るかねがうなるあり余るほど多くの金銭を持っていること。金銭をたくさん蓄えていることのたとえ。
貨の悖りて入る者は亦悖りて出ずかのもとりているものはまたもとりていず道理に背く手段で得た財貨は、やがて道理に背く形で失われるということ。
寡は衆に敵せずかはしゅうにてきせず少数の者は、多数の者に立ち向かっても勝つことが難しいということ。
稼は老農に如かず、圃は老圃に如かずかはろうのうにしかず、ほはろうほにしかずその道のことは、長年それに直接携わってきた経験豊かな人が最もよく知っているというたとえ。
禍福己によるかふくおのれによる災いも幸福も、単なる運だけで決まるのではなく、その人の心掛けや行いによって招かれるという教え。
禍福は糾える縄の如しかふくはあざなえるなわのごとし幸福と不幸は、より合わせた縄のように絡み合い、互いに入れ替わりながら訪れるということ。何が災いとなり、何が幸せをもたらすかは簡単には分からないというたとえ。
禍福は門なし唯人の招く所なりかふくはもんなしただひとのまねくところなり幸福と不幸は、入ってくる門があらかじめ決まっているのではなく、その人自身の行いによって招かれるものだということ。
株を守りて兎を待つかぶをまもりてうさぎをまつ偶然に一度成功したことに味をしめ、同じようにして再び成功しようとすること。また、古い習慣や方法にこだわり、時代や事情の変化に応じられないこと。
壁を穿ちて書を読むかべをうがちてしょをよむ貧しく不自由な暮らしの中でも、熱心に学問に励むこと。苦学すること。
上、材を求むれば臣は木を残うかみ、ざいをもとむればしんはきをそこなう上に立つ者の不用意な言葉や望みが、下の者の行きすぎた行動を招き、思わぬ害を生むことの戒め。
上に居て驕らざれば高くして危うからずかみにいておごらざればたかくしてあやうからず人の上に立つ者が驕り高ぶらなければ、どれほど高い地位にいても身を危うくすることはないということ。
上の好む所、下これよりも甚だしかみのこのむところ、しもこれよりもはなはだし上に立つ人が好み、重んじることは、下の人々がそれ以上に好み、盛んに行うようになるということ。
神は非礼を受けずかみはひれいをうけず礼儀や道理に外れた願いをもって神を祭っても、神は受け入れないということ。 「神は非礼を受けず」の故事 「神は非礼を受けず」は、中国の古典『論語(ろんご)』の「八佾(はちいつ)」につけられた注に出てくる「神不享非礼」にもとづきます。孔子自身の言葉をそのまま日本語…
上を学ぶ下かみをまなぶしも下の者は、上に立つ者の行いや好みをまねるものだということ。
可もなく不可もなしかもなくふかもなし特によくも悪くもなく、普通・平凡であること。古くは、言行に行き過ぎや不足がなく、その時々にかなった適切な態度を取ることも表した。
鴨を打って鴛鴦を驚かすかもをうってえんおうをおどろかす一人を罰したり攻めたりしたために、関係する別の人や罪のない人まで恐れさせ、動揺させること。 「鴨を打って鴛鴦を驚かす」の故事 「鴨を打って鴛鴦を驚かす」は、中国北宋の詩人、梅堯臣(ばいぎょうしん)の詩「莫打鴨」に由来します。梅堯臣は1002年に生まれ、1060…
下問を恥じずかもんをはじず自分より年齢や地位が低い人に物事を尋ねたり、教えを受けたりすることを恥と思わないこと。
瑕瑜相揜わずかゆあいおおわず人や物の長所と短所が、互いに隠されることなく、どちらもありのままに現れること。
烏の頭の白くなるからすのかしらのしろくなるありえないこと、またはほとんど実現しないことのたとえ。
烏の雌雄からすのしゆう二つのものがよく似ていて、区別しにくいことのたとえ。
河梁の別れかりょうのわかれ人と別れること。特に、親しい人を見送るつらい別れ。
彼も一時、此も一時かれもいちじ、これもいちじ世の中のことは時とともに移り変わり、一定しないこと。また、栄えることも衰えることも、その時かぎりであること。
彼を知り己を知れば百戦殆うからずかれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず相手の情勢と自分の情勢をよく知っていれば、何度戦っても危険な目にあわず、敗れることがないという意味。相手と自分の優劣や長所短所を客観的に知る大切さをいう。
夏炉は湿を炙り、冬扇は火を翣ぐかろはしつをあぶり、とうせんはひをあおぐ役に立たなそうに見えるものでも、使い方や場面によっては役に立つこと。
河は委蛇を以ての故に能く遠しかわはいいをもってのゆえによくとおし大きなことを成し遂げるには、焦ってまっすぐ進もうとするだけでなく、状況に合わせて柔軟に進むことが大切であるというたとえ。
蚊をして山を負わしむかをしてやまをおわしむ力のない者に大きな任務をさせること。力不足で、とてもその任務に耐えられないこと。
可を見て進み難を知りて退くかをみてすすみなんをしりてしりぞくよい機会や勝算があると判断したときは進み、困難や不利な情勢を知ったときは退くということ。情勢を見きわめて、進退を柔軟に決めることのたとえ。
間髪を入れずかん、はつをいれず少しの時間も置かず、すぐに行動するさま。何かが起こった直後に、すかさず反応すること。
關關たる雎鳩は河の洲に在りかんかんたるしょきゅうはかわのすにあり夫婦が仲よく、礼儀正しく和合していることのたとえ。『詩経』「関雎」の冒頭の句から、夫婦の道や円満な夫婦関係を表す。
冠蓋相望むかんがいあいのぞむ(かんかいあいのぞむとも)使者や車の行き来が絶え間なく続くこと。特に、使者などが次々に送り出されるさまをいう。
考える葦かんがえるあし自然の中では弱い存在である人間が、考える力によって尊厳と偉大さをもつことのたとえ。
函谷関の鶏鳴かんこくかんのけいめい危機の中で、とっさの機転や思いがけない才を生かして、難を逃れることのたとえ。
寒松千丈の節かんしょうせんじょうのせつ厳しい状況でも節操や信念を堅く守り、変えないことのたとえ。
韓信の股くぐりかんしんのまたくぐり大きな志をもつ者は、目先の小さな恥や屈辱に耐え、つまらない争いを避けるべきだというたとえ。
甘井先に竭くかんせいさきにつく才能やすぐれた力のある人ほど、多く用いられて早く力を使い尽くし、衰えやすいことのたとえ。
間然する所無しかんぜんするところなし非難すべき欠点が少しもなく、非の打ち所がないこと。
肝胆相照らすかんたんあいてらす互いに心の底まで打ち明け、深く理解し合って親しくつきあうこと。
邯鄲の歩みかんたんのあゆみむやみに他人のまねをして、自分本来のものまで失い、結局どちらもうまくいかなくなることのたとえ。
邯鄲の夢かんたんのゆめ人の世の栄枯盛衰や富貴が、夢のようにはかないことのたとえ。
肝胆も楚越なりかんたんもそえつなり見方によっては、近い関係にあるものも遠く、遠いものも近く思われることのたとえ。特に、近しい間柄でも心が合わなければ疎遠になることを表す。
肝胆を披くかんたんをひらく本心を隠さず打ち明けること。まごころをこめて相手に接すること。
管中に豹を見るかんちゅうにひょうをみる見識が非常に狭く、物事の一部だけを見て全体を分かったように考えること。
甘棠の愛かんとうのあいすぐれた為政者を、人々が深く慕い敬うこと。善政を行った人物への親愛や追慕の情をいう。
姦無きを以て吠えざるの狗を畜うべからずかんなきをもってほえざるのいぬをかうべからず世の中が穏やかで悪事が起きていないときでも、いざというとき役に立たない人を大事な役目に置いてはならないというたとえ。
肝脳、地に塗るかんのう、ちにまみるむごたらしい殺され方をすること、また、無残な死に方をすることのたとえ。文脈によって、命を惜しまないほどの強い覚悟を表すこともある。
汗馬の労かんばのろう戦場で活躍した功績。転じて、物事をうまくまとめるために、あちこち駆け回ってする苦労。
管豹の一斑かんぴょうのいっぱん物の見方や考え方が狭く、全体を見ずに一部分だけで判断すること。管を通して豹を見て、皮のまだら模様の一部だけを見ることからいう。
完膚無きまでかんぷなきまで無傷の部分がないほどに。徹底的に。残るところなく。
完膚無しかんぷなし傷のない皮膚がないこと。転じて、勝負・議論・批判などで徹底的に打ち負かされ、反論や余地が残らないこと。
完璧かんぺき欠点がなく、完全で、すぐれていること。また、残るところなく、すべてにわたるさま。
管鮑の交わりかんぽうのまじわり非常に仲のよい友人づきあい。互いを深く理解し、利害や立場が変わっても変わらない親しい交際。
冠古けれども沓に履かずかんむりふるけれどもくつにはかず貴賤・上下の別や、物の本来の役割を乱してはならないことのたとえ。また、よい物は古びたり傷んだりしても、なお値打ちを失わないこと。
冠敝ると雖も必ず首に加うかんむりやぶるといえどもかならずくびにくわう上下・貴賤の別や、物事の正しい位置・役割を乱してはならないというたとえ。冠は傷んでも頭に載せるものであり、履物が新しくても足に履くものである、という考えをもとにする。
歓楽極まりて哀情多しかんらくきわまりてあいじょうおおし喜びや楽しみが最高潮に達すると、かえって悲しい気持ちが生じるということ。
冠履は同じく蔵めずかんりはおなじくおさめず賢者とそうでない者、また能力や役割の違う者を、同じ地位や扱いにしないこと。責任や役目に応じて、ふさわしく区別して扱うべきことのたとえ。
冠履を貴んで頭足を忘るかんりをとうとんでとうそくをわする根本を忘れて、末節のことにこだわること。大切な本質を軽んじ、表面の形や細かな部分ばかり重んじるたとえ。
韓盧を馳せて蹇兎を逐うかんろをはせてけんとをおう強い者が弱い者に戦いをいどむことのたとえ。名犬に、足が不自由な兎を追わせるほど、力の差が大きい勝負をいう。
棺を蓋いて事定まるかんをおおいてことさだまる人の真価や評価は、生きている間ではなく、死後になって初めて定まるということ。
骸骨を乞うがいこつをこう官職や役目を退きたいと願い出ること。主に、主君や上位者に対して辞職・退官を申し出る意。
睚眥の怨みがいさいのうらみちょっとにらまれた程度の小さな怨み。ほんのわずかな怨み。
咳唾珠を成すがいだたまをなす何気なく口をついて出た言葉までも、珠玉のように美しいこと。詩文や表現の才能が非常にすぐれていることのたとえ。
凱風南よりして彼の棘心を吹くがいふうみなみよりしてかのきょくしんをふく母が、手のかかる子を温かい愛情で見守り、苦労しながら育てることのたとえ。 「凱風南よりして彼の棘心を吹く」の故事 この故事成語は、中国最古の詩集とされる『詩経(しきょう)』の「国風・邶風(はいふう)」に収められた「凱風」にもとづきます。『詩経』は、西周初期から…
学は及ばざるが如くすがくはおよばざるがごとくす学問は、逃げるものを追うように、まだ足りないと思って努力し続けるべきだということ。学んだことを失わないように、さらに慎むべきだという教えを含む。
画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わるがこうとうぎゅうのおをあやまってぼくどうにわらわる実物や事情をよく知らずに物事を扱うと、専門家でも誤りを犯すこと。また、正式な学問を受けていなくても、その道を実際によく知る者からは教えられることが多いというたとえ。
臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんやがとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや自分の勢力範囲や支配の及ぶ場所に、他人が入り込んで勢力を保つことを許さないたとえ。自分の国や領分の近くで、他者が独立した力をもつことを認めない姿勢を表す。
蛾の火に赴くが如しがのひにおもむくがごとし蛾が灯火へ飛び込んで身を焼くように、自ら進んで危険へ向かい、破滅を招くこと。
画餅に帰すがべいにきす考えや計画が実現せず、役に立たないまま無駄に終わること。
蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かずがまはにちやなけどもひとこれをきかずおしゃべりが多すぎる人の言葉は、重く受け取られず、軽んじられやすいこと。言葉は多さではなく、時機と中身が大切だという戒め。
画竜点睛を欠くがりょうてんせいをかく全体としてはよくできているのに、肝心なところが抜けていて完全とはいえないこと。
餓狼の庖厨を守る如しがろうのほうちゅうをまもるごとし大切なものを、危険な人物や信用できない人物に守らせることのたとえ。守らせる相手を誤ると、かえって損害を招くという意味。
頷下の珠がんかのたま驪竜のあごの下にあるという珠玉から、手に入れにくい貴重なもののたとえ。
紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤るがんこはがしせず、じゅかんはおおくみをあやまる裕福な家の子弟は飢えることがなく、学問を身につけた者は、かえって世に用いられず、身の上を誤ることが多いということ。才能や学問があっても、必ずしも生活や出世に結びつくとは限らないという嘆きを表す。 「紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る」の故事 この故事成語は、唐…
雁書がんしょ手紙。便り。特に、遠く離れた人から届く音信や、相手へ送る書信を表す言葉。
眼中の釘がんちゅうのくぎ自分に害をなすもの、邪魔になる人や物のたとえ。強く憎んだり、取り除きたいと思ったりする相手や障害物をいう。
眼中人なしがんちゅうひとなしおごりたかぶって、人を人とも思わず、他人を無視して思うままに振る舞うこと。
旗鼓相当たるきこあいあたる敵味方が向かい合って勝敗を決すること。転じて、技量や実力を比べ、優劣を競うこと。
管を以て天を窺うくだをもっててんをうかがう細い管の穴から広い空をのぞくように、狭い知識や見方だけをもとにして、大きな物事を勝手に判断すること。
頭を懸け股を刺すこうべをかけももをさす苦労して勉学に励むこと。眠気やつらさに負けず、強い意志で学問を続けることのたとえ。

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有名な故事成語から学ぶ

厳選した表現を詳しい故事とともに読みたい場合は、次の100選へ進んでください。

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故事成語とは?

故事成語とは、歴史上の人物・事件・逸話や古い書物などを背景として成立し、一定の意味で使われるようになった表現です。「矛盾」「蛇足」「漁夫の利」などには、意味を理解する手がかりとなる故事があります。言葉によって出典の明確さが異なるため、推測と確認できる典拠は区別して調べることが大切です。

故事成語一覧と有名な100選の違い

このページは収録されている故事成語を幅広く検索するための索引です。代表的な表現から学びたい場合は、有名な故事成語100選【意味・由来付き】をご覧ください。

故事成語を正確に調べるために

似た意味のことわざ・慣用句・四字熟語があっても、由来や文章の中での働きは必ずしも同じではありません。読み方・意味・例文・故事の背景を合わせて確かめましょう。ことわざ・慣用句・故事成語の違いも参考になります。


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