『恋愛・片思い・結婚』を表すことわざを100個集め、50音順に並べました。
「恋愛している人」「大好きな人に片思いをしている人」「結婚を考えている人・悩んでいる人」
今現在、恋や結婚生活で悩んでいる全ての人にぴったりの言葉をお届けします。
この記事で「恋愛・片思い・結婚」にまつわることわざを覚えてみてくださいね。
夫婦・男女に関することわざは、夫婦・男女関係のことわざ一覧をご覧ください。
人間関係にまつわることわざは、人間関係のことわざ一覧をご覧下さい。
当サイトの目次・逆引きは、逆引き検索一覧をご覧ください。
目次
「あ行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
愛、屋烏に及ぶ
愛する相手自身だけでなくその人に関係するすべてのものに愛情を注ぐようになること。
痘痕も靨
恋する者の目には、相手のあばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。
愛想尽かしは金から起きる
女が男につれなくなるのは金銭が原因である場合が多いという意味。
愛想も小想も尽き果てる
あきれ果てて好意や信頼感を失うこと。
悪女の深情け
顔かたちのよくない女性は情け深く、嫉妬心が強いものだということ。ありがた迷惑のたとえ。
東男に京女
男女の取り合わせとしては、たくましくて気風の良い江戸の男と、洗練されていて優しい京の女がよい。
秋の鹿は笛に寄る
恋のために身を滅ぼしたり、弱みにつけこまれて危険な目に合うたとえ。
秋の扇
男性の愛を失った、見捨てられた女性のたとえ。
秋風が立つ
「秋」と「飽き」とをかけていう。男女の愛がさめるという意味。
相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ
人が誰かを好きになるのは、それぞれ様々であるということ。
網の目にさえ恋風がたまる
網の目に普通、風が溜まったりする事は無いが、恋の風なら通り抜ける事無く溜まる事もあるかもしれないという意。
遊女が色々な男を相手にしているといっても、たまには本気で恋をすることもあるかもしれないという例え。
色気より食い気
色気よりも食い気のほうが優先するというたとえ。
外見よりも実質、虚栄よりも実益を優先するということ。
色は思案の外
恋愛というものは人の理性を失わせることがあるというたとえ。
常識では予測や判断ができないことが多いということ。
一生添うとは男の習い
結婚して一生君と添い遂げるというのは、男性が女性を口説く時の決まり文句であるということ。
磯の鮑の片思い
自分が一方的に相手のことを好きなこと。片思いをしゃれていうことば。
一押し二金三男
女性の愛を手に入れるために必要なものの順序をいったもので、一番大事なのが押しの強さ、二番目に金があること、三番目が男っぷりのよさであるということ。
いらつは恋の癖
恋をしていると、次に恋人に会うまでの時間が非常に長く感じられて、いらいらしたり、あるいは、恋人に会いたくても思うように会えなかったりなどしてとかくいらいらすることが多いということ。
色の白いは七難隠す
色が白ければ、顔かたちに多少欠点があっても、隠すことができるというたとえ。
飲食男女は人の大欲
食欲と性欲は、人間にとって避けることのできない強い欲望である。
歌は男女の仲を和らぐ
和歌は、男女が恋する思いを相手に伝える仲立ちをしてくれる。和歌は男女の仲を取り持ってくれるよい手段である。
浮気と乞食は止められぬ
浮気も乞食も一度その味をしめるとやめられないということ。悪癖であってもその誘惑から抜けられないことのたとえ。
縁は異なもの味なもの
男女の結びつきは不思議なもので、どこで出会うかわからない予想のつかない面白さがあるという意味です。
鬼の女房に鬼神がなる
鬼のような冷酷な夫には、それと釣り合う同じような女が女房になるということ。似たもの夫婦のこと。
男心と秋の空
秋の天候が変わりやすいように、男性の愛情も変わりやすいというたとえ。
押し付けた縁は続かぬ
むりやりに押し付けて結婚させた男女は、所詮長続きしないということ。
男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く
男性は妻を亡くすと、身の回りの世話をしてくれる人がいなくなるので、家に蛆がわくほど汚くなる。
しかし、女性は夫を亡くすと、夫の世話をしていた分だけ手が空くので、自分の身を美しくすることができ、花が咲いたように華やかになるというたとえ。
思うに別れて思わぬに添う
好きな人とは結ばれず、好きでもない人とは結ばれること。恋は思い通りにならないということ。
思えば思わるる
こちらが、相手に対して好きな思いを持ち続けると、相手もこちらを好ましく思うようになるということ。
及ばぬ鯉の滝登り
いくら頑張っても、目的を達成することは不可能であるということ。また、決して叶うことはない“恋”という意味で用いられる場合もある。
及ばぬ恋は馬鹿がする
到底かないそうもない恋だと分かれば、普通の人ならすぐにあきらめてしまうが、愚か者はそれでもなお望みのない恋をし続けるという。
女心と秋の空
年齢関係なく、女性の感情は秋の天気のようにコロコロと移ろいやすいということをたとえている。
女の足駄にて造れる笛には秋の鹿寄る
恋に溺れて身を滅ぼすことのたとえ。
女が履いた下駄から作った鹿笛を吹くと、秋の交尾期を迎えたオス鹿はそれをメス鹿の鳴き声と間違えて寄ってくることから、女性の色香の魅力は強烈であり、男性はその魅力に引きつけられるものであり、恋というものは、分別を失ってしまうと、身を滅ぼしてしまう。
女は目の天国、財布の煉獄、魂の地獄
女性は美しく、見ている分には素晴らしいが、付き合えば浪費家で金がかかり、ついには身を滅ぼされてしまうこと。
「か行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
顔に似ぬ心
美しい顔をしているが心は冷たい人はいるもので、 鬼のような顔をしていても心の良い人はおり、顔と心は一致しないものだということ。
叶わぬ恋に心を尽くすより犬猫を飼え
叶わぬ恋にいろいろ思い悩んで心をわずらうより、飼い主の愛情に応えてくれる犬や猫を飼った方がましであるということ。
金の切れ目が縁の切れ目
金がなくなったときが、人間関係の切れるときだという事。金があるときには慕ってきた者も、金がなくなると見向きもしなくなるので注意が必要だという事。
可愛さ余って憎さ百倍
可愛いと思う気持ちが強ければ強いほど、いったん憎悪の念が生じると、その憎しみは可愛いと思っていた気持ちの百倍にもなるというたとえ。
恋は盲目
①恋のために、人は理性を失い、思慮分別をなくすものであるということ。
②あるいは、恋をして理性を失ったために、相手の容姿や性格の欠点が目に入らない状態をいう。
恋に師匠なし
恋の道は人に教えられなくても、時が来れば誰もが自然と覚えるものであるということ。
恋路は縁のもの
恋が実ったり生まれたりするのは、二人の間に不思議な縁がないと成り立たないということから。
恋いた程飽いた
恋が激しければ激しいほど、その分早く燃焼してしまい飽きてしまうのも早いということ。
恋と願いはよくせよ
恋をするならば大胆に行い、望みを抱くならば大きく抱く必要があるということ。
恋の道には女が賢しい
恋に関しては、男よりも女の方が知恵が働き、判断力や行動力においてすぐれているということ。
恋に上下の隔てなし
恋する人にとっては身分や階級の上下は関係がないということ。
恋の山には孔子の倒れ
孔子のような聖人でさえも色恋に迷うことがあり、その結果、政治や人生に失敗することがあるということ。
恋をするより徳をしろ
先行きのわからない不安定な恋にうつつをぬかすよりは、世の中に役立つことを行なう方が有益であり確実でもあるということ。
五十なれば五十の縁あり
五十歳になれば、もう縁談はないかというと、そんなことはなく配偶者を得るチャンスまだいくらでも残されているということ。恋や縁談には年齢による制限はないことをいう。
「さ行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
魚は海に幾らでもいる
「チャンスを逃したり、恋人に振られても落胆するな」という意味。
触れなば落ちん風情
男が誘えばすぐに応じそうな様子であること。色っぽい女のさま。
山路が笛
山路が吹いた草刈り笛。恋心を寄せる道具とされる。
色欲は命を削る斧なり
自らの命を捨てても、色欲を捨ててしまうこともあるということのたとえ。
賎に恋なし
恋は貴人のすることであって、身分の低い者がすることではないということ。
去る者は日日に疎し
・死んだ人は、月日がたつにつれ次第(しだい)に忘れられるもの。
・親しかった者でも、遠ざかれば次第にその人への情が薄れるもの。このことは、男女の仲についても当てはまる。
好いた水仙好かれた柳
お互いに好き合っている者同士の男女を水仙と柳に喩えて言ったもの。
堰かれて募る恋の情
誰かに恋をする思いは、他人から邪魔をされるとますます激しくなるものであるということ。
添わぬうちが花
家庭をもつと互いの欠点が目についたりするもので、楽しいのは一緒になるまでであるということ。
「た行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
高嶺の花
遠くから眺めることしかできない、自分のものにはできないというたとえ。
蓼食う虫も好き好き
人の好みはそれぞれで、ずいぶんと違いがあるという事。 多様性に富んでいるという事。
男女七歳にして席を同じうせず
男女は七歳になったら同じ席には座ってはいけない。男女の区別を幼い時から厳しくすべきだというたとえ。「席」はむしろ・ござの意味。
近惚れの早飽き
熱しやすく冷めやすいこと。ほれっぽい人は飽きやすいということ。
血道を上げる
異性や道楽などに夢中になる。
提灯に釣鐘
・形は似ているけれども、軽重の差がはげしく、くらべものにならないことのたとえ。
・釣り合いが取れていない、比較にならないことのたとえ。
釣り合わぬは不縁の基
地位、家柄、財産などに差がありすぎる者同士の結婚は、そうしたことが原因になって離婚に至る例が多いということ。
遠くて近きは男女の仲
男性と女性は精神的に離れた関係だと思われているが、思っているほどそんなに離れた関係ではなく、いつの間にか互いに近づき結びついてしまうということ。
遠くなれば薄くなる
親しかった者でも、遠く離れてしまうと親しみが薄れていくということ。
遠ざかる程思いが募る
人を思う気持ちは、遠く離れたり仲を引き裂かれたりすると、かえって強くなることをいう。
「な行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
鴨く蝉よりも鳴かぬ蛍が身をこがす
自分の思っていることを全て口に出す者よりも、自分の思いをあまり口に出さない者の方が、心で深く思っているという意味。
無くてぞ人は恋しかりける
付き合っていたり、一緒に暮らしている間はそれほど思わなかった相手でも、いざ別れたり死別したりして会えなくなると、恋しさが込み上げてくることをいう。
憎い憎いは可愛いの裏
男女間で、憎いという気持ちは可愛いと思う気持ちの裏返しで、可愛いと思うからこそ憎いと思うのだということ。
「は行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
伐性之斧
自らの命を絶ち切る斧。女色に溺れ自らの寿命を縮めることをいう。
万緑叢中紅一点
「万緑」は、見渡す限り一面の緑の意味。「叢中」は、くさむらの中の意味。一面緑のくさむらに、ただ一輪紅い花が美しく咲き誇っているさま。転じて、多くの男性の中、ただ一人目立つ女性のこと。また一般に広く、衆目をあつめる美人をたとえる。略して、「紅一点」ともいう。
日陰の豆も時が来ればはぜる
日当たりの悪い場所で育った豆でも、時が来れば自然とさやからはじけ出るように、人間もたとえ成長が遅れていても、年頃になれば一人前になるということ。
貧の盗みに恋の歌
貧しければ人の物を盗むようになり、恋をすれば歌を詠むようになるように、人は必要に迫られればどんなことでもすることのたとえ。
美女は命を断つ斧
美女の色香に溺れると、不摂生を招いて寿命を縮めたり身を滅ぼしたりすることになるので、美女は男の寿命を縮め、身を滅ぼす恐ろしい凶器であるということ。
巫山之夢
男女が夢の中で結ばれること。
文はやりたし書く手は持たぬ
恋文を書きたいが、人に見せられるような文字や文章を書くことができず、代筆を頼むのも恥ずかしいとやきもきしている事。
好きな気持ちをなかなか伝えられない事。
惚れた病に薬なし
恋患いは病気のようなものであるが治す薬はなく、どうしようもないということ。
惚れた欲目
好きになった相手のことは、実際以上によく見てしまい、欠点まで長所に見えてしまうということ。
惚れて通えば千里も一里
愛しい相手に会いに行く時には、どんなに遠い道のりでも苦にならないということ。
惚れた相手に対して、自分が好きですることは、どんな苦労でも苦にならないということ。
惚れられたが不祥
どうしても好きになれない相手に惚れられてしまうという不幸も、前世からの因縁と思ってあきらめるしかないということ。
「ま行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
水に燃えたつ蛍
水の上を燃えんばかりに光りつつ飛ぶ蛍。「水」と「見ず」をかけ、「燃えたつ」に、感情が激しくわき上がる意をかけて、相手に会うことなく恋い焦がれることをいう。
目で殺すは殺生の他
殺すことは許されないことであるが、美人が流し目で男を悩殺するのは決して悪いことではないということ。
燃え杭には火が付きやすい
燃え残りの杭は簡単に火がつくことから、一度途絶えた関係はもとに戻りやすいというたとえ。多く、男女関係に使う。
本木に勝る末木なし
「本木」は幹、「末木」は枝のことで、幹より立派な枝など無いという意味から、何回取りかえてみても、最初のものが一番よいということ。多くは、男女関係に使う。
物種は盗むとも人種は盗まれず
作物の種を盗むことができても人の子種は盗めない。血筋は争えないもので生まれた子は親に似てしまうものだということ。姦通の戒めのことば。
「や行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
焼き餅焼くとも手を焼くな
ほどはどのやきもちならよいが、過度の嫉妬は相手に嫌われ、取り返しのつかないことになりかねないから、ほどほどにせよという戒め。
焼け木杭には火がつき易い
一度縁が切れていた関係が、元に戻ることをいう。多くは、男女の関係に用いる。「焼け木杭」とは燃えさしの切り株や焼けた杭のこと。「木杭(ぼっくい)」は「棒杭(ぼうくい)」が音変化したもの。
良い仲の小いさかい
親密な間がらの者や仲の良い者には、かえって小さな争いごとがあるということ
夜目遠目笠の内
女性は夜の暗がりで見るとき、遠くから見るとき、笠かぶった顔をのぞいて見るときなどは、はっきりと見えないため実際より美しく見えるということ。
弱気が美人を得た例はない
美人を得るには押しが肝心という意。
「ら行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
落花流水の情
男と女が、お互いに慕い合う気持ちがあること。
離別の後の悋気
夫婦別れした後で、別れた夫または妻に新しい配偶者や恋人ができると、もう縁が切れて関係ないはずであるのに、つい嫉妬心が起こること。恋人同士の離別にも当てはまる。
両手に花
すばらしいものを二つ同時に手に入れることのたとえ。
また、一人の男性が二人の女性を独り占めにしていることのたとえ。
悋気嫉妬も正直の心より起こる
やきもちをやいたり嫉妬をするのも、相手を心の底から思っているからであっていい加減な気持ちではないということ。
悋気は女の七つ道具
焼きもちを焼くことは女の武器のひとつであり、男性を操縦する武器ともなる。
連理の枝
男女の仲や、夫婦の仲がよいことのたとえ。
「わ行」の恋愛・片思い・結婚のことわざ
我が物と思えば軽し笠の雪
頭にかぶった笠に積もる雪も、自分の物だと思えば軽く感じる。苦しいことも自分の利益になると思えばそれほど気にならないという意味。
我が家に勝る所無し
よそでどんなに楽しく過ごしても、どんなにすばらしい所を訪れることがあろうとも、やはり一番いいと思うのは、どんなにつましくてもわが家であるという意。
笑う門には福来たる
いつも笑いが溢(あふ)れている人たちやその家には、自然と幸福がやって来るということです。同じように、苦しい時や悲しい時でも、落ち込んだりせずに希望を持って朗らかに生きていけば、幸せが訪れるという意味もあります。
我を愛する者は我が犬をも愛す
真剣に人を好きになると、その人の家族やその他すべてに好感がもてるということ。